ユーロ夕刻に反発、センチメント改善で底堅い(9/11夕)

11日の東京市場でユーロドルは1.15台後半で方向感無く推移しましたが、夕刻欧州勢参入後は再び上昇を開始。

ユーロ夕刻に反発、センチメント改善で底堅い(9/11夕)

ユーロ夕刻に反発、センチメント改善で底堅い

11日の東京市場でユーロドルは1.15台後半で方向感無く推移しましたが、夕刻欧州勢参入後は再び上昇を開始、一時1.1644までつけた後、東京時間18:00現在は1.1615レベルでの取引です。 18:00に発表された9月のドイツ、EUのZEW景気指数は現状、期待いずれも前月から改善、予想を上回る結果となりましたが為替市場は反応薄でした。    

ユーロは昨晩、米欧通商協議において両者が建設的な意見を交わし、10月に関税の詳細を詰める見込みであると伝えられたこと、バルニエEU首席交渉官が「8週間以内にEU離脱交渉の条件が合意するのは現実的である」と発言したことなどを材料に上昇一時1.116台を回復しました。週末にイタリアのトリア財務相が週末に負債圧縮と財政赤字抑制の必要性を強調し、財政悪化懸念が後退したこともユーロのセンチメントを改善しています。その後アジア時間にかけては伸び悩んだものの、夕刻には1.16台を回復、底堅い動きとなっています。

ただし、引き続き上値も限定的で上値は日足の一目均衡表の雲の下限(1.1649)には届かずレンジ内での取引が続いています。
13日の木曜にはECBの理事会が予定されており、金融政策変更予想はないもののドラギ総裁の記者会見や、同日発表される経済見通しには注目が集まります。翌14日には一目均衡表の雲も大きく低下してくることもあり、今週のユーロの動きはあるとしても13日の夜以降と言うことになりそうです。

序盤の欧州株価指数先物は米中の貿易交渉の先行き不透明感から売りが先行。本日もあまり大きな経済イベントは予定されておらず、23:00に米7月卸売在庫の発表がある程度、今晩もユーロドルを含め為替の大きな動きは期待できそうもありません。

ユーロ夕刻に反発、センチメント改善で底堅い

ユーロドル日足

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