ユーロドル横ばいの後ドル買い優勢に(9/4夕)

4日の東京市場でユーロドルは日中1.16台前半を中心に小動きに終始しました。

ユーロドル横ばいの後ドル買い優勢に(9/4夕)

ユーロドル横ばいの後ドル買い優勢に

4日の東京市場でユーロドルは日中1.16台前半を中心に小動きに終始しました。しかし、午後、欧州勢参入とともに、多くの通貨に対しドル買いが強まったことからユーロドルも値を下げ、東京時間18:30現在は1.1560レベルの取引です。

トルコに端を発した金融不安の新興国や新興国と取引の深い先進国の一角への広がりに対する警戒感が燻る中、ユーロをはじめ一部主要通貨に対してもドル買いが集まっている模様です。
夕刻、英紙FTは格付け機関フィッチが「リラの急落がトルコの低成長と経常赤字の縮小を通じた再調整を強いられる」として「重要かつ広範な下振れリスク」を警告したと報じています。フィッチは今年のトルコ経済の成長予想を7月のトルコ格付け引き下げ時より0.7%更に引き下げ3.8%に、来年移管しては+3.6%を+1.2%に大きく引き下げたとのこと。
報道を受けて、中銀の利上げ示唆発言を受けて本日比較的安定的に推移していたトルコリラは再度売り優勢となり、対ドルで6.70、対円では16.60近辺に値を下げています。

米市場のレイバーデイの連休明けで長かった夏も終わり、為替市場にも市場参加者が戻るとともに新たな方向性の模索が始まりつつあります。
その中でユーロに関しては、先月後半の強い買い戻しの流れが途絶え、一転して下値を探る動きとなっています。当面のターゲットは1.1543レベルの21日移動平均線、その下は直近安値1.1301からの1.1733への反発の半値戻し1.1517。1.15近辺は比較的堅いと思われるものの、この水準を割り込んでくると場の雰囲気が一段とユーロ売りに傾きそうで要警戒です。

先ほど発表された欧州圏の7月生産者物価指数は前年比+4.0%と事前予想、前回を上回りましたがユーロ買いにはつながっていません。
序盤の欧州株価指数先物はおおむね弱含み。本日この後は22:45に米製造業PMI、23:00
に建設支出、ISM製造業指数の発表があります。

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ユーロドル日足

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