ユーロドル 米市場休場の材料難、1.16付近で動き鈍る。
週明けの東京市場でユーロドルは1.16を挟んでの小動きに終始。
前週末の海外市場ではユーロ圏の8月CPIが弱めに出たこと、トランプ大統領がEUの米国からの輸入自動車関税廃止提案に「十分でない」と発言したこと、米加貿易交渉が不調に終わったことなどからリスク回避の動きが強まったことなどで、ユーロドルではユーロが弱含む展開となりました。
金曜NY時間にユーロドルは一時1.16割れを示現してそのまま安値圏で越週、その流れを受けて本日の東京市場でもユーロは1.15台に沈む時間が長い展開となりました。
ただ、今のところ安値も先週末につけた安値1.1585には達しておらず、底堅いとも言える商状で、東京時間18:30現在は1.1600-05レベルで取引されています。
ユーロドル日足(拡大)
週末のユーロの下落で、ユーロドルの8月中旬以降の短期上昇トレンド終了が明確化、また、日足の一目均衡表の雲の下限からも離れ、1.17台の重さが改めて認識されることとなりました。下値は21日移動平均線の1.1542、8/15日からの上昇の半値戻しの1.1517あたりが意識され、結局は6月半ばから8月半ばまでの膠着レンジ1.1500-1.1800へ回帰しつつあるイメージでしょうか。
先ほど17:00に発表となったユーロ圏の8月製造業PMIは速報と同じ54.6で為替市場にはノーインパクト、本日は米国、カナダなどがレイバーデイの休場で、この後重要な経済指標などの発表は予定されていません。序盤の欧州株価指数先物は材料難からまちまちの動きとなっています。
ユーロドル日足
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