ドル円堅調「雲」上限に接近(9/5朝)

米国連休明けの4日の海外市場でドル円は111円台で堅調に推移。

ドル円堅調「雲」上限に接近(9/5朝)

ドル円堅調「雲」上限に接近

米国連休明けの4日の海外市場でドル円は111円台で堅調に推移。序盤はフィッチのトルコの経済成長見通し下方修正の報道でリスク回避的なドル買いが生じ、その後もISM製造業指数の予想外の良化がドルを支えましたが、高値は111.53どまりと一方向のドル買いともならず、東京時間7:00現在は111.40-45レベルでの取引です。
昨晩は上記のトルコのニュース以外にも南アフリカの第2四半期GDPが予想外のマイナスとなり、アルゼンチンペソは最安値を更新、インドネシアルピアも20年ぶり安値を記録するなど新興国への逆風が収まらない状況で、危険避難的なドルへの資金の流れが相場の基調となりました。

昨晩発表されたISM製造業指数は市場予想57.6や前月の58.1を大きく上回る61.3となり2004年以来の高水準、内訳としては国内の新規受注や生産指数の堅調が目立ちました。一方で輸出入は低水準にとどまり、経済のブロック化をうかがわせる内容ともなっています。

ドル円は堅調ながら上値は9月中旬まで111.50-60レベルにある日足の一目均衡表の雲の上限に達しておらず、レンジ内での取引にとどまっています。
これは新興国通貨安で避難資金がドルに集まる一方で、明日からの米加貿易再協議の行方の不透明感や週末に雇用統計をひかえての手控えによるもの。そのためドルの上値も限られたものとなっています。
本日のところは直近のレンジ上限111.60や、8/29高値111.83あたりを上抜けることができるかが注目されますが、基本的には原レンジ内での取引がメインシナリオと考えます。

ドル円堅調「雲」上限に接近

ドル円日足

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