ユーロポンドでもユーロ高進む(8/29)

ポンドがハードブレグジットに対する懸念が広がっていることから、他の欧州通貨に対して売られています。

ユーロポンドでもユーロ高進む(8/29)

ユーロポンドでもユーロ高進む

トランプ大統領の中国と欧州が通貨安誘導しているとの発言以来、ユーロ高が進んでいます。そして欧州通貨の中ではブレグジットに対する協議が遅々として前進しないポンドが、ここに来て改めてハードブレグジットに対する懸念が広がっていることから、他の欧州通貨に対して売られています。

ユーロポンドを例にとると、8月に入って大台の0.90を上抜け昨年9月以来の高値をつけていますし、昨年高値の0.9307レベルをも視野に入れてきたと言えるでしょう。しかも、この0.9307は2009年10月以来の水準で、今後の動き次第(=来年のブレグジットに向けての進行次第)では史上最高値の0.9804を更新する可能性も考えておく必要が出てくるかもしれません。

今日はユーロポンドがこれまでどのような動きを辿ってきたのか10年チャート(月足)でご覧ください。

ユーロポンドでもユーロ高進む

史上最高値と2015年安値の78.6%(61.8%の平方根)戻しは既に昨年到達していますので、その観点では100%戻しの0.9804しかありません。

直近の2017年安値を起点に2017年高値までの上げ、その後の2018年安値への押しを3点としたN波動を考えると、現在の水準は50%エクスパンションンの0.9115と重なります。次は61.8%エックスパンションの0.9232から78.6%エクスパンションの0.9398をターゲットとする流れにあると言えそうです。

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