ユーロ1.1700に到達、8月の下げを回復
28日の東京市場でユーロドルは1.16台後半で高止まり。
午後に入り何度か上値をトライしている内についに8/1以来となる1.1700をヒット。その後もユーロ高値圏でのもみ合いが続いており、東京時間19:00現在ロンドン市場では更に上値を広げ1.1705レベルでの取引です。
連休明けのトルコ市場ではトルコリラが再び下落を開始、本日も対ドルで6.2台、対円では18円割れと冴えませんが、他に材料が無い割に、ユーロは欧州圏にトルコ債権を持つ金融機関が多いことを理由に一時はトルコに先行して急落したことなど無かったかのような上昇を続けています。
ユーロドル日足
結果として本日の上昇で以前もみ合った三角持ち合いのレジスタンスすらブレイクし、8月の日足のユーロドルは巨大なすり鉢状の「往って来い」、ユーロドルは7月にもみ合った1.17を中心としたレンジに回帰しつつあるように見えます。
ユーロドル週足
週足でみると、形成されたかに見えた中期のヘッドアンドショルダーも見事に不発に終わり、「まさかこのヘッドアンドショルダー、肩すくめてみせるつもりじゃないよな?」という有様です。この間に具体的に起きた明らかな情勢の変化といえばメキシコと米国の間の貿易協定合意ぐらいしか見当たらず、なんとも説明しにくい状況ながらユーロの強さを感じずにはいられません。
ただ、この水準は7月にはさんざんもみ合ったレベルであり、テクニカル的にも日足の一目均衡表の雲の中に入っていることからすぐに1.1750を抜けて上昇することも考えにくいながら、「谷深ければ山高し」で、このまま上昇が続くようであれば速やかにユーロ高局面への頭の切り替えも必要かと思われます。
序盤の欧州株価指数先物は一部ユーロ高を懸念してまちまちの推移。今晩はこの後20:00にプラートECB理事講演、21:30に米卸売り在庫、23:00リッチモンド連銀製造業指数と消費者信頼感指数の発表があります。
オーダー/ポジション状況
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