3. ユーロ上昇後「雲」に阻まれ反落(8/27夕)

ユーロ上昇後「雲」に阻まれ反落(8/27夕)

週明けの東京市場でユーロは買いが先行、一時1.1653の高値をつけましたが、

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ユーロ上昇後「雲」に阻まれ反落(8/27夕)

ユーロ上昇後「雲」に阻まれ反落

週明けの東京市場でユーロは買いが先行、一時1.1653の高値をつけましたが、日足の一目均衡表の「雲」の下限を前に反落、欧州勢参入後は1.1595の安値をつけた後東京時間18:30現在は1.1615近辺で方向感を失っています。17:00には8月のドイツIFO企業景況指数が発表され市場予想、前月をともに大きく上回りましたが、為替市場への影響は限定的でした。

先週末の海外市場では、注目されたFRBパウエル議長の講演で、予想通り目新しい材料は無かったものの、漸進的金利引き上げを肯定しつつもインフレの高進についてはやや確信を持てない印象の発言がハト派的ととらえて市場はドル売りで反応、ユーロドルを再び1.16台に押し上げました。
ただ、連休でほぼ一週間「休戦」状態だったトルコ市場が本日再開することから市場では警戒感が強まっています。

テクニカルにはユーロドルは本日1.1658レベルにある一目均衡表の雲の下限に一旦は上昇を阻まれた形ですが、8月上旬に下抜けた6月からの三角持ち合いのクロスポイントも1.1666レベルと近く、やや上方向にテクニカルが集まっている印象。
先々週のトルコの影響での急落を除外すると元の中期レンジ内での取引ともいえ、先々週のトルコ売りユーロ売りが行き過ぎたものだったのか、それとも長い連休明けの今週トルコ発の金融危機が再燃するものなのか今晩以降の動きが注目されます。

序盤の欧州株価指数先物は前週のパウエル議長のハト派発言を好感した各株式市場の上昇を反映しておおむね上昇。今晩この後海外時間に大きな経済イベントは予定されていません。尚、本日ロンドン市場はバンクホリデーで休場。

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