ユーロドル、取り残されて下値押し(8/15夕)

15日の東京市場でユーロドルはじり安推移。

ユーロドル、取り残されて下値押し(8/15夕)

ユーロドル、取り残されて下値押し

15日の東京市場でユーロドルはじり安推移。昨晩はトルコリラ相場が落ち着きを取り戻し、円買いは止み、ドルも主要通貨に対して買い戻しが強まる中で、ユーロのみがトルコエクスポージャー不安を払拭できずに取り残され1.13台前半に下落。
本日アジア時間でも1.13台後半に戻すこと無く下値探りとなっています。
東京時間19:00現在のユーロドルの水準は1.1325レベル、夏季休暇シーズンでも有り市場の動意は今ひとつです。

トルコ情勢に関しては、夕刻に米国人牧師の釈放請求をトルコの第二審刑事裁判所が拒否したとの報道が伝わり、また、トルコの官報は米国の追加関税への対抗措置として、米国のアルコール(140%)や自動車(120%)等の報復関税を実施する大統領令を掲載したことが明らかになるなど、改善の兆しは見えません。
トルコリラは中銀がトルコリラ空売り防止のためのスワップ規制を本日再度強化したことから対ドルで一時5.88台に対円では18.89まで一時回復していましたが、上記の報道後は勢いを失っています。

今晩のところはユーロドルが1.13を守り切れるかに注目です。依然としてユーロに対する売り圧力は強く、1.13を割り込んだ場合には、フィボナッチ6.18%の1.1187を目指す動きが予想されます。

今晩この後米国では21:30にNY連銀製造業景況指数、米国4〜6月期単位労働コスト速報値、そして7月小売売上高の発表が、また22:15には鉱工業生産、設備稼働率、23:00にNAHB住宅市場指数、23:30には原油在庫と比較的重めの指標が並びます。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面安の展開です。

ユーロドル、取り残されて下値押し

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