ユーロ海外で下落後は動意薄、米GDP待ち
27日の東京市場でユーロドルは本日も動意薄。
今週は海外時間に大きく動く割にはアジア時間のユーロドルの動きはきわめて鈍く、本日も東京時間のユーロは高値1.1658-36と22pipsにとどまりました。
昨晩はECB理事会が開催され、ECBは来年夏まで利上げしない方針を堅持、ユーロが弱含みとなっていたところへ、トランプ大統領が今晩発表される米第2四半期GDPに関し、まるで見てきたかのような強気の発言をしたことから、ユーロドルは1.16台前半まで下落しました。その後の東京時間は上記のように横ばいでしたが、欧州勢参入後はやや下値を広げており東京時間17:30現在は1.1626のここまでの安値をつけています。
夕刻発表されたECBによる専門家の経済予測調査では、2018年、19年のインフレ率が+1.7%に上方修正されたのに対し、GDPの予測値はそれぞれ+2.2%、+1.9%に下方修正されましたが、ユーロドルへの影響は限定的でした。
ユーロドルは1.1509-1.1851のレンジ内でさらに膠着感を深めており、1.1665あたりを軸としたきれいな三角持ち合いを形成しつつあります。
一方で今週の米欧の首脳会談での合意により、このところ市場の最大の関心事の一つであった貿易摩擦への懸念が大きく後退、市場は各国経済のファンダメンタルズとりわけ米国の経済に関心を向けています。今晩は21:30の米GDPや個人消費、コアPCEに注目が集まりますが、来週も8/2のFOMC、8/3の雇用統計など米経済イベント続き。しばらくは米経済指標に一喜一憂する相場となりそうです。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高。
オーダー/ポジション状況
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