ニュージーランドドル週報(2018年5月第5週)

NZ経済も、中銀の緩和的な金融政策の下で内需や雇用市場の堅調さに支えられて緩やかな拡大傾向にありますが、リ

ニュージーランドドル週報(2018年5月第5週)

NZ/円、上値の重い展開続く。中期トレンドはNZ弱気変わらず。

NZ経済も、中銀の緩和的な金融政策の下で内需や雇用市場の堅調さに支えられて緩やかな拡大傾向にありますが、リスク回避的な動きが先行する中、対円で上値を切り下げる流れを変えていません。

チャートを見ると、直近の日足(5/30)の日足は前日の下げ幅を取り返す陽線が出ていますが、上値を切り下げる流れからは上抜けておらず、短期トレンドの変化が認められない状態です。この日足の上値抵抗は76.20-30にあります。一方で終値ベースでなんとか76円台乗せとなったことにより、これを割り込んで越週しない限り、反発に転ずる可能性を残しています。但し、中期トレンドが弱い状態にあることから、下値リスクがより高い状態に変わりなく、反発余地を試した後の反落への警戒も解けない状態です。日足の上値抵抗は前述の76.20-30と76.90-00に、下値抵抗は75.60-70と75.20-30にあります。21日移動平均線は76.23にあり、これを上抜け切れておらず、短期トレンドは下値リスクがより高い状態にあります。また、120日、200日線も78.21と78.53に位置しており、中期トレンドはNZ弱気の流れにあります。

一方週足を見ると、再び陰線引けとなり、この足が76.00-10の下値抵抗を実体ベースで下抜けており、一段の下落リスクが点灯中です。今週はこの流れを受けて下値トライの動きが先行しましたが、下値を攻めきれずに再び76円台に値を戻しています。日足、週足ともに下値トライには一旦失敗したものの、月足は上値を切り下げる流れに変化なく、また、77.50超えに値を戻して越月しない限り、陽線引けとならないことや、31ヶ月移動平均線が78.04に位置しており、この下に入り込んだ状態にあることから、NZの下落リスクは依然として高い状態にあります。今週の週足の上値抵抗は76.60-70、77.50-60に、下値抵抗は75.60-70にあります。75.50割れで越週した場合は74円方向への一段の下落リスクに要注意。31週、62週移動平均線は77.98と78.81に位置しており、中期トレンドが弱い状態にあることを示しています。

NZ/円、上値の重い展開続く。中期トレンドはNZ弱気変わらず。

NZ/円【週足】:(5/30現在31週、62週移動平均線は77.98と78.81にあり、中期トレンドはNZ弱気の流れに変わりない。)

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る