ユーロじり安 夕刻再び対ドル1.17割れ
25日の東京市場でユーロドルは1.17台前半でじり安推移。
昨晩は26日のECB理事会の議事要旨が公開されましたが、内容的にはECBの理事が個々に発言しているとおり、ユーロ圏の景気は底堅く推移しているとの見方で一致しており、1Qの指標の悪化については、対外的には貿易戦争激化への懸念、EUの内部要因としては寒波、ストライキ等の一時的要因が主であるとしています。議事録公表後ユーロはやや上昇しましたが、大きくは動かず。どちらかといえばその後の米朝首脳会談中止のニュースでのドル売りで一時1.1750まで上昇する局面がありました。
その後は方向感を失い東京時間は1.17台前半で推移するも上値の重さは払拭できず、夕刻欧州勢参入後は再び1.17を割り込む動きとなっています。17:00に発表された5月のドイツIFO景況指数はやや強めに出ましたが、直後はユーロドルが1.17を回復するほどの材料とはならず、本日も1.1736あたりで推移している5日移動平均線に頭を抑えられて、弱含みの展開です。今晩のところは週末終値のフィボナッチ38.2%の1.1709との位置関係に注目です。
この後米国では21:30に4月耐久財受注、23:00には5月ミシガン大消費者信頼感指数確報値の発表がありますが今週末も指標は軽めです。ただ、週明け米国はメモリアルデーで3連休となるため、ポジション調整でユーロ買戻しの動きもはいりやすい状況です。序盤の欧州株価指数先物はおおむね上昇して推移。
オーダー/ポジション状況
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