ユーロ昨晩の一段安後はやや戻す
24日の東京市場でユーロは1.1700を挟んで横ばい推移。その後夕刻欧州勢参入後はやや戻し東京時間19:00現在は1.1730レベルで取引されています。
昨晩海外市場ではイタリアの政局と新政権の政策への不安からユーロ売りが継続、NY時間には一時1.1676の安値をつけました。その後は小幅に戻し方向感を失いましたが、イタリアで法学者のコンテ氏が組閣を開始したこともあり、少なくとも二カ月半の政治空白が終了する事からイタリア国債の売りも一段落し、ユーロにも一旦売りポジションの買戻しが入った模様です。
15:00に発表されたドイツの1QGDP確報は速報と同じ前年比+2.3%、同時に発表された1Qの個人消費や資本投資が事前予想を上回った事もユーロの下値を支えています。
夕刻にECBプラート理事は「曇りはあるがEUの経済環境は良好である」と述べ、1Qの指標の軟化を生産の制約とユーロ高で説明できるとしています。
今晩この後20:30には4月26日のECB理事会の議事要旨の公表があり、1QのEU圏の景気減速を示す指標や今後の見通しについてどのような議論がされたのかに注目が集まります。
米国では本日21:30に新規失業保険申請件数、22:00月住宅価格指数、23:00に中古住宅販売件数の発表があります。
また、今晩は時間未定ながら南ア中銀の政策金利発表がありますが、南アランドが最近の新興国通貨売りの動きの中では比較的落ち着いた動きを見せていることもあり、政策金利の変更等は予想されていません。
オーダー/ポジション状況
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