ユーロ小幅反発 独4月PPIは事前予想上回る(5/18夕)

18日の東京時間にユーロドルは小幅反発、昨晩ドル全面高の要因となった米10年もの国債金利の上昇も一服したことから、1.18台を回復しています。

ユーロ小幅反発 独4月PPIは事前予想上回る(5/18夕)

ユーロ小幅反発 独4月PPIは事前予想上回る

18日の東京時間にユーロドルは小幅反発、昨晩ドル全面高の要因となった米10年もの国債金利の上昇も一服したことから、1.18台を回復しています。
午後に発表されたドイツの4月のPPIは1月以来の年率+2%台を回復、2Qの欧州景気の回復にやや期待を持たせた形となりました。

一方、イタリアでほぼ合意に達しつつあるポピュリズム政党「五つ星運動」と極右政党「同盟」は政策協定においてユーロ離脱には触れないものの、EUの規則を上回る財政支出計画、減税、社会保障の増額、年金制度改革の撤回などで合意していると伝えられており、EUにとって大きな悩みの種となりそうです。昨晩ECBのコンスタンシオ副総裁も「イタリア国債のドイツ国債とのスプレッド拡大を注視している」と述べ懸念をあらわにしており、ユーロの頭を重くしています。

今晩は最近の週末には珍しく主要な経済指標の発表等がほぼ無く、基本的にはポジション調整中心の静かな展開が予想されます。
ただ、難航が伝えられている第二回の米中通商協議が本日最終日を迎える事から、関連報道には神経質にならざるを得ない状況です。

序盤の欧州株価指数先物はイタリア政局に発する経済先行き不安を反映してほぼ全面安の様相。

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