ユーロ欧州時間に急落、鉱工業生産落ち込みで(4/12夕)

12日の東京市場でユーロドルは1.23台後半で方向感なく推移しましたが、夕刻発表されたユーロ圏の鉱工業生産の数値が予想外の前月比マイナスとなった事から急落、

ユーロ欧州時間に急落、鉱工業生産落ち込みで(4/12夕)

ユーロ欧州時間に急落、鉱工業生産落ち込みで

12日の東京市場でユーロドルは1.23台後半で方向感なく推移しましたが、夕刻発表されたユーロ圏の鉱工業生産の数値が予想外の前月比マイナスとなった事から急落、東京時間18:30現在は1.2340近辺での取引となっています。

昨晩はECB関係者の相次ぐ強気発言や、米中貿易戦争における漁夫の利の立ち位置に、海外序盤まではユーロがじり高に推移、一時1.2396と1.24にせまる勢いとなりました。
しかし、3月のFOMC議事録で利上げの加速が議論されていた事や、シリア情勢の緊迫化で、ユーロに対してはドル買いが強まった事からユーロドルは反落、1.23台半ばまで下押しされました。
その後アジア時間では1.23台後半で方向感を無くしていましたが、欧州時間に入って18:00に発表された2月の鉱工業生産が事前予想前月比+0.1%に対し-0.8%と3ヶ月連続のマイナスとなった事から、今度はユーロ売りが強まり、昨日安値を下抜けて1.23台前半での取引となっています。

ECB関係者の強気発言と裏腹に、年明け以降ユーロ圏では出てくる指標出てくる指標、期待を下回るものばかりが目立ち、経済に何らかの変調を来たしているのではないかとの疑念が拭えない状況です。
強気の経済報告が出たばかりではありますが、次回4月26日のECB理事会のトーンの変化の有無には要注意です。
一方為替相場自体はどちらかといえば各国の経済より、貿易戦争と地政学リスクをめぐってトランプ大統領に振り回されっぱなしの状態が続いており安定しません。

ユーロドルはようやく一目均衡表の雲を抜け上昇トレンドに復しそうになっているところですが、このような状況ではポジションを安心して傾けにくく、明確なトレンドが出てくるのを期待するのは難しいかもしれません。本日のところは1.2328にある雲の上限との位置関係に注目です。
今晩この後21:30に米新規失業保険申請件数、輸入物価指数の発表があります。序盤の欧州株価指数先物は本日もまちまちの推移。

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