東京時間のユーロ概ね横ばい推移
10日の東京市場でユーロドルは概ね横ばい推移。昨晩の海外市場ではECBの年次報告が公表され、ドラギ総裁がユーロ圏の景気拡大に自信を示す発言をしたことなどからユーロ買いが優勢となり、ユーロドルは1.22台後半から1.2330まで上昇、それを引き継いで東京時間も1.23台前半の取引が続きました。
本日午前中注目された中国の習主席の海南島のアジアフォーラムでのスピーチで、習氏は自動車の輸入関税の大幅引き下げや、国内市場を外資に更に開放する方針を示し、米中貿易戦争への懸念を和らげた事から、株価が上昇、対円を中心にドルが買われました。
ユーロドルも講演前後で、ややユーロ安に振れましたが、影響は限定的で1.2300を割り込むことなく、欧州勢参入後は逆にユーロ買い優勢となり1.2335までユーロの上値を広げています。
ユーロドルは昨晩の上昇で中期トレンドラインの下限を離れ、本日1.2321レベルで推移している一目均衡表の雲の上限まで浮上してきています。また、同水準には21日移動平均線(本日1.2320レベル)もあって、比較的見慣れた水準でありながら、チャート上では最近の上昇トレンド終了懸念を払拭できるか否かを試す意味で比較的重要な位置にあると言えます。
この後21:30に米3月のPPI、23:00には2月卸売在庫の発表があります。
序盤の欧州株価指数先物は習主席の発言を好感し、ほぼ全面高となっています
オーダー/ポジション状況
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