ユーロドル2014年12月以来の高値更新
16日の東京市場では引き続きドルの弱さが目立つ展開となり、ドル円が105円台に突入して約1年3ヵ月ぶりの106円割れを示現するのと歩調を合わせ、ユーロドルでもドル売りが進みました。ユーロドルは東京時間の午前中に当面のターゲットであった年初来高値の1.2537をあっさりと抜け、午後には一時1.2555の高値をつけました。ユーロドルが1.25台後半で取引されるのは2014年12月16日以来のことです。
日本株は本日も上昇、株式市場の連鎖安への危機感が後退する中でのドル売りは理のあることと思われ、ユーロドルの上昇は「規定路線への回帰」ですが、このタイミングでの円高の進行はいまひとつピンと来ません。一部で聞かれる米財政赤字への懸念との説明もいまさら感があり、株下落とのスパイラルにもなっていない中での円高進行は不可解でやや警戒が必要です。
ユーロドルは調整局面を終えユーロの上昇トレンドに回帰、2014年高値1.3993からその後の最安値である2017年1.0341までの下落幅の61.8%戻し1.2598が当面のターゲットとなります。
ただ、今日のところは一定の達成感もあり、東京時間19:30現在は
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高、米価宇野指数先物も概ね堅調に推移。
今晩この後は22:30に米住宅関連指数と輸入物価指数、24:00ミシガン大消費者信頼感指数の発表があります。
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