ユーロじり高、一時1.25を回復(2/15夕)

本日の東京市場でユーロドルはじり高推移。昨晩発表の米CPIが上ぶれた事で、一旦は1.23を割り込んだユーロドルでしたが、

ユーロじり高、一時1.25を回復(2/15夕)

ユーロじり高、一時1.25を回復

本日の東京市場でユーロドルはじり高推移。昨晩発表の米CPIが上ぶれた事で、一旦は1.23を割り込んだユーロドルでしたが、その後も米株価が上昇。過度のインフレ懸念は後退したものと判断され、リスク回避のドル買いが解消、ユーロはアジア時間のスタート時点で1.24台半ばで取引されていました。
本日東京時間ユーロドルはほぼ横ばいで推移しましたが、夕刻欧州勢参入後に一段高となり一時1.2510をつけた後、東京時間19:00現在は1.2485近辺での取引です。

昨晩のCPI発表後、米10年もの国債利回りは2.9%を越え、現在も2.92%の高値圏にあります。にもかかわらず本日は日経平均も4日ぶりに反発、夕刻、欧米の株価指数先物もほぼ全面高の様相。どうやら市場は新たな金利水準になじみつつあるようです。

このまま株式市場の混乱が沈静化に向かうか否かはいまだ予断を許さない状況ながら、明らかに緊張感は緩んでおりドルは全面安です。この流れであれば本来危険避難的に買われた円も売り戻されなければいけないところですが、本日ドル円でも円高が更に進行したのは午前中に珍しく麻生財務相が為替について「特別に介入しなければならない円高ではない」などと余計な言及をしたことによるものです。
結果本来は反転してよいユーロ円は引き続き133円割れの水準にとどまり、正常化しつつある金融市場の中で円の周りだけ歪みが残る形となっていて株価への影響等やや懸念が残ります。

一方ユーロドルは昨晩21日移動平均線、転換線を上抜けて再び上昇基調に転じて順調に「正常化」。
株価がこのまま安定的に推移すれば、1/25日の年初来高値1.2537を上抜けて新たな上昇トレンドを再開する公算が高くなってきています。
今晩この後は米国で22:30に1月PPI、新規失業保険申請件数、NY連銀製造業景況数、23:15には1月鉱工業生産、設備稼働率の発表があります。

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