ニュージーランドドル週報(2018年2月第三週)

ニュージーランド経済は引き続き好調さを維持していますが、ドル金利の急上昇を受けた世界の株式市場の混乱によりリスク回避的な円買いが強まっており、

ニュージーランドドル週報(2018年2月第三週)

NZ/円、短・中期トレンドはNZ弱気。78円割れで越週した場合は一段の下落へ。

ニュージーランド経済は引き続き好調さを維持していますが、ドル金利の急上昇を受けた世界の株式市場の混乱によりリスク回避的な円買いが強まっており、NZ/円相場の上値を抑える展開となっていますが、対USドルは強含みに推移しています。

チャートを見ると、日足は、昨年11月に付けた76.10を起点として下値を切り上げる流れから2/7の日足が実体ベースで下抜けており、短期トレンドに変化を生じさせています。また、1/23に付けた81.57を直近高値として上値を切り下げており、この日足の上値抵抗が80.50-60近辺に位置していることから、これを上抜けて来るまでは短期トレンドも大きく変化しません。日足の上値抵抗は79.20-30、80.50-60に、下値抵抗は77.60-70、77.00-10にあります。21日、120日、200日移動平均線はそれぞれ79.94、79.33、79.79に位置しており、全てを下抜けて短・中期トレンドはNZ弱気の流れにあります。

一方直近の週足は、実体のやや大きい陰線引けとなり下値リスクの高い形で終えています。また11月に付けた76.10を起点とする短期サポートラインを辞退ベースで下抜けており、この週足の上値抵抗が80.60-70にあることから、これを上抜けて越週しない限り、下値リスクは軽減されません。今週は週初から下値トライの動きが強まりましたが、下値トライには一旦失敗した形となっています。しかし、週足の形状が弱く上値余地が限られる可能性にも注意が必要です。また、収束中の31週、62週移動平均線が79.65と79.80に位置しており、これを下抜けて推移していることも、新たな下落リスクに注意する必要を示しています。短、中期トレンドは80.70超えで越週しない限り大きく変化しません。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は79.20-30、79.60-70に、下値抵抗は76.60-70、76.00-10にあります。一方、31ヶ月移動平均線が78.34に位置しており、下値抵抗として働く可能性を残していますが、戻りに転じた場合でも80円台はまだ大きな壁となりそうです。

NZ/円、短・中期トレンドはNZ弱気。78円割れで越週した場合は一段の下落へ。

NZ/円【週足】:(2/14現在31週移動平均線は79.65に、62週線は79.80に位置しており、収縮中の両者を下抜けて新たな下落リスクが点灯中。)

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