NZ/円、短・中期トレンドはNZ弱気。78円割れで越週した場合は一段の下落へ。
ニュージーランド経済は引き続き好調さを維持していますが、ドル金利の急上昇を受けた世界の株式市場の混乱によりリスク回避的な円買いが強まっており、NZ/円相場の上値を抑える展開となっていますが、対USドルは強含みに推移しています。
チャートを見ると、日足は、昨年11月に付けた76.10を起点として下値を切り上げる流れから2/7の日足が実体ベースで下抜けており、短期トレンドに変化を生じさせています。また、1/23に付けた81.57を直近高値として上値を切り下げており、この日足の上値抵抗が80.50-60近辺に位置していることから、これを上抜けて来るまでは短期トレンドも大きく変化しません。日足の上値抵抗は79.20-30、80.50-60に、下値抵抗は77.60-70、77.00-10にあります。21日、120日、200日移動平均線はそれぞれ79.94、79.33、79.79に位置しており、全てを下抜けて短・中期トレンドはNZ弱気の流れにあります。
一方直近の週足は、実体のやや大きい陰線引けとなり下値リスクの高い形で終えています。また11月に付けた76.10を起点とする短期サポートラインを辞退ベースで下抜けており、この週足の上値抵抗が80.60-70にあることから、これを上抜けて越週しない限り、下値リスクは軽減されません。今週は週初から下値トライの動きが強まりましたが、下値トライには一旦失敗した形となっています。しかし、週足の形状が弱く上値余地が限られる可能性にも注意が必要です。また、収束中の31週、62週移動平均線が79.65と79.80に位置しており、これを下抜けて推移していることも、新たな下落リスクに注意する必要を示しています。短、中期トレンドは80.70超えで越週しない限り大きく変化しません。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は79.20-30、79.60-70に、下値抵抗は76.60-70、76.00-10にあります。一方、31ヶ月移動平均線が78.34に位置しており、下値抵抗として働く可能性を残していますが、戻りに転じた場合でも80円台はまだ大きな壁となりそうです。
NZ/円【週足】:(2/14現在31週移動平均線は79.65に、62週線は79.80に位置しており、収縮中の両者を下抜けて新たな下落リスクが点灯中。)
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.22
ドル円 値動きそのものは激しいが、結果レンジ内か(11/22夕)
東京市場はドルが小高い。やや激しめの乱高下をたどるなか、最終的にドルは高値引け。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:編集人K
2024.11.22
ドル円154円台前半、本邦CPI高止まり等で一時154円割れ (11/22午前)
22日午前の東京市場でドル円は「往って来い」。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.22
豪ドルWeekly 100円を挟んだもみ合い、CPIで早期の利下げ観測が強まる可能性も(24/11/22)
今週の豪ドルは、豪準備銀行(RBA)が公表した理事会要旨でタカ派姿勢が確認されたものの、買いは続かず、100円水準を挟んだ小動きの相場展開が続いた。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2018.02.16
1月NZ・PMI指数(18/2/16)
本日(金曜日)早朝、NZの1月PMI指数(企業景況感指数)が発表されました。
-
ニュージーランドドル(NZD)の記事
Edited by:橋本 光正
2018.02.13
N$シカゴポジション(2018年2月6日現在)
NZドルのシカゴポジションは前週とほとんど変わらず、約3,300枚のネットロングとなっています。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。