ドル円106円近辺ドル売り継続(2/16朝)

15日の海外市場でドルは弱含み。この日発表となった米経済指標は生産者物価指数がコア部分で前年比+2.2%と事前予想+2.0%を上回った以外は冴えず、

ドル円106円近辺ドル売り継続(2/16朝)

ドル円106円近辺ドル売り継続

15日の海外市場でドルは弱含み。
この日発表となった米経済指標は生産者物価指数がコア部分で前年比+2.2%と事前予想+2.0%を上回った以外は冴えず、米経済の先行きに不安を残した形となりましたが、好調な企業業績を背景にNYダウは5日続伸し前日比306ドル上げて25,000ドル台を回復して取引を終了しています。

株式市場を中心としたリスク選好の回復にドルは幅広い通貨に対し下落しましたが、同じ理由で売られるはずの円に対してもドルは売られています。
ドル円は、昨日の麻生財務大臣の「介入の必要なほどの円高ではない」との発言が尾を引き、上値が重く、一時106.05まで続落し、東京時間7:00現在は106.10近辺の円高値圏で取引されています。
昨日来のドル円の続落はやや説明に苦しむ部分がありますが、麻生発言の短期的な影響だとすれば下値探りが続く可能性は低いものと思われます。
一方でこの円高が欧米株式市場に遅れてようやく反発した日本株の反発の出鼻をくじくようであれば、日本だけが円高と株安のスパイラルに陥る可能性も否定できず、本日の東京市場の株為替の動きには注意が必要です。

この後8:50からは本邦対外、対内証券投資の発表があります。
また、本日は旧正月のため香港、上海等主要な中華圏の市場は休場です。

オーダー/ポジション状況

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