ユーロドル 東京時間に高値更新するも反落
17日の東京市場でユーロドルは直近の高値1.2297を更新、1.23を突破して一時1.2323をつけましたが、その後はずるずると値を下げて100ポイント超下の1.2209まで下押しし、東京時間18:30現在は1.2237レベルでの取引となっています。
そもそも東京の午前中にユーロドルが高値を更新するのは珍しいことですが、ここまでの上昇が急であったことから買い疲れが出たこと、ECBコンスタンシオ副総裁がユーロの急激な変動に関して懸念を表明したことから1.23台の滞留時間は短く、下落幅は比較的大きなものとなりました。
ただ、日中に関しては1.2200を割り込まなかったことから底堅さも感じられ、ECBによる早期のフォワードガイダンス変更期待は薄れたものの、今のところ堅調な景気拡大と金融政策を背景としたユーロの上昇トレンドに変化は無いものと思われます。
19:00に発表された12月のユーロ圏消費者物価指数改定値は前年比1.4%と速報値と変わらずでしたが、同時に発表となった11月の建設支出は前月を上回る+2.7%と改善しています。
今晩の海外時間にECB関係者の口先介入に抵抗し、ユーロが(訂正×五日連続の)陽線を維持できるか注目です。
この後欧州圏で重要な指標等の発表は予定されていませんが、米国では23:15に鉱工業生産と設備稼働率、28:00には地区連銀経済報告の発表があります。
序盤の欧州株価指数先物は概ね弱含みで推移しています。
オーダー/ポジション状況
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