ユーロ底打ちか、週末十字線出て反転
週明けのユーロは堅調に推移。先週一週間、少なくとも欧州サイドには特段の理由も無くずるずるとユーロが下げ続けた後、先週末の海外時間、米雇用統計を境に反転に転じました。
水準的には、先週末の安値1.1730は一目均衡表の雲の下限1.1717、11/7からの上昇の61.8%戻し1.1709を守った形となり、終値ベースでは同半値戻し1.1758を割り込まず、チャートでは金曜は始値、終値が1.1773で同値の十字線が底値圏で現出した形となり、きれいな反転のサインが出ています。
ただ、明けて今朝のアジア市場早朝は1.1766と下方向に窓を開けて低調なスタートとなりましたが、東京時間に入ってからはほぼ一方向でユーロが上げる展開となり、欧州勢参入後は1.18台を一時回復しています。
先週は為替市場が全般的にドル材料に振り回される中で、ユーロドルはドルの好材料にのみ反応して意外なくらい下げた印象でしたが、前述の通りユーロに特段の悪材料は無く、先週の雇用統計、今週のFOMCをクリアした後は一段の上昇も見込まれます。
このところ、ユーロドルはチャートのセオリーを無視して動く傾向がありますので、あまり当てにはできませんが、1.17台前半で緩やかな自由落下の底を確認、終値ベースで維持したこの上昇局面の半値戻し1.1758をとりあえずのサポートと考え、下は1.1700は固そうです。一方上値は21日移動平均が1.1815にありますが先週の上下動ではあまりワークしていなかったこともあり、以前ほどの強いレジスタンスとは感じられません。
その上の一目均衡表の雲の上限1.1834、ほぼ同水準の転換線1.1835、11/27から先週の下落幅の半値1.1846あたりまでは、短期に戻ってもおかしくない水準と考えます。
序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移、
今晩この後海外時間に予定された大きなイベントはありません。
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