ユーロドル 1.19挟みで推移(17/11/28夕)

昨晩の海外市場で上昇に一服感の出たユーロドルは、本日東京時間は1.19挟みで方向感なく推移しました。

ユーロドル 1.19挟みで推移(17/11/28夕)

ユーロドル 1.19挟みで推移

昨晩の海外市場で上昇に一服感の出たユーロドルは、本日東京時間は1.19挟みで方向感なく推移しました。
昨晩は材料難の中、上昇の続くユーロドルは一時1.1961まで上昇しましたが、4営業日に及ぶ上昇にやや買い疲れも出て調整が入り、また、昨晩唯一の注目指標であった米新築住宅販売件数が予想を上回ったこともあり、1.1900近辺まで下押し。そのままアジア時間に引き継がれ、東京時間はほぼ横ばいで推移しました。

夕刻発表されたドイツの輸入物価指数は事前予想を上回りましたが、ユーロドルの反応は鈍く、欧州時間に入ってややボラティリティは増しているものの、1.19挟みの取引に変化はありません。

ユーロは引き続き30日から予定されているドイツのメルケル首相と社会民主党シュルツ党首の「大連立」協議待ち。結果は予断を許さないものの、大統領の仲介や、社会民主党内部で再選挙を望まない声が上がっていることから、与党から譲歩を引き出し大連立に応じる可能性は十分にあると考えられています。

ユーロドルの立ち位置は昨日と変わらず、1.1860-80をサポートに、1.1965をレジスタンスにした動きが今晩も継続しそうです。足元は必ずしもユーロ上昇圧力が強くない状況ですが、1.1965を抜ければ1.1200が見えてきます。

今晩21:00からはドイツ12月GFK消費者信頼感指数、23:00 米国9月住宅価格指数、ケースシラー住宅価格指数、23:45から既に内容は公表されていますが上院パウエル次期FRB議長公聴会証言、24:00には米国11月消費者信頼感指数、リッチモンド連銀製造業指数と続きます。
序盤の欧州株価指数先物は大連立成立への期待感が先行してほぼ全面高となっています。

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