ドル円 売買材料交錯する中、小刻みに上下(11/29朝)

28日の海外市場でドル円は売買材料が交錯する中111円台で上下に触れる不安定な動きとなりましたが結局大きな動きとはならず、

ドル円 売買材料交錯する中、小刻みに上下(11/29朝)

ドル円 売買材料交錯する中、小刻みに上下

28日の海外市場でドル円は売買材料が交錯する中111円台で上下に触れる不安定な動きとなりましたが結局大きな動きとはならず、東京時間7:00現在は111.45レベルでの取引です。

海外序盤には好調な年末商戦に米株価が上昇したことなどでドルが強含みに推移、さらに深夜0:00に発表された11月の消費者信頼感指数が予想を大きく上回り17年ぶりの高水準となったことからドル円は111円台半ばまで上昇しました。
3時過ぎには北朝鮮が約二ヵ月半ぶりに3発のICBM級のミサイルを発射し過去最高の高度に達したとの報道から111.06まで急落する場面もありましたが、事前に北朝鮮の動きが察知されていたこともあり市場の反応は限定的でした。

その後、米上院予算委員会で税制改革法案が可決、本会議に送付され早ければ30日にも上院で可決される見込みとなったことが伝わるとドル円は再度反発し高値111.64をつけましたが高値追いとはならず、111円台半ばで方向感を無くしています。

昨晩はまた、時期FRB議長に指名されているパウエル理事の上院での公聴会が開催されました。内容は事前に公表されたテキストに沿うもので12月の利上げを支持、超低金利政策を終え政策金利とFRBの資産規模を正常に戻す時期にさしかかっているとの見方を示しました。

さまざまな材料が出た昨晩の海外市場でしたが、最終的には消費者信頼感指数の改善と税制改革法案の進展にドル買いが優勢となった印象です。ただ、ドル円は最近のレンジ内での動きにとどまっており、引き続き一目均衡表の雲の中での方向感探りが続いています。
尚、北朝鮮問題の影響を受けにくい米株価は好材料に素直に反応、NYダウは前日比255ドル上げて過去最高値を更新しています。

この後8:50からは本邦10月の小売売上高の発表が予定されています。

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