ユーロ 東京早朝に急落後、夕刻反発(11/20夕)

週明けからユーロドルは難しい動きとなっています。

ユーロ 東京早朝に急落後、夕刻反発(11/20夕)

ユーロ 東京早朝に急落後、夕刻反発

週明けからユーロドルは難しい動きとなっています。
アジア時間早朝にドイツのメルケル首相が9月の総選挙後画策していた連立に最終的に失敗したとの報道が流れ、東京時間8:00前にユーロドルは急落、早朝1.1797まで上昇していたユーロは短時間に1.1722まで下落その後は1.17台前半での動きとなりました。
しかし、夕刻欧州勢参入とともにユーロは急速に値を戻し、1.1809と朝の水準を上回った後、東京時間19:00現在は1.1795レベルでの取引です。

9月の総選挙で過半数の獲得に失敗したドイツのメルケル首相率いるキリスト教民主・社会同盟は比較的路線の近いとされていた自由民主党、緑の党との連立を探っており、当初は楽観的な見方が支配的でしたが、難民問題、減税範囲、温室効果ガス対策等複数の主要政策で合意点が見出せなかった模様です。19日に自由民主党が連立交渉を打ち切ったことで、連立の可能性はほぼ無くなり、今後メルケル首相は少数与党政権の樹立を目指すかまたは再選挙を実施する等の対応を迫られることになります。

この報道に東京時間は急落したユーロでしたが、週明けの欧州勢は意外なほど冷静でユーロ買いを再開、アジア時間の下押しは、ここまでのところ欧州勢にユーロの絶好の買い場を提供した形となりました。ユーロドルは一目均衡表の転換線で反転、上値は一目均衡表の雲の下限でとめられており、一旦このレンジ内で次の方向探りとなりそうです。
このままユーロ買い再開となるのか、ドイツの政局次第でまたユーロが下押しする局面も出てくるのか判断の難しいところです。

この後本日欧州圏に重要指標等はありませんが、日本時間23:00および25:00からのECBドラギ総裁の講演をはじめとするECB関係者の発言が多く予定されています。また、米国も材料は少ないながら24:00に10月景気先行指数の発表があります。

序盤の欧州株価指数先物はまちまちの推移。

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