ランド円ショートコメント(17/10/23)

ランド関連の材料は、ズマ大統領が17日に突然の内閣改造を行ったことです。

ランド円ショートコメント(17/10/23)

ランド円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、ランド円は「8.30レベルをサポートに、8.55レベルをレジスタンス」とする流れを見ていました。実際のレンジは安値が8.23レベル、高値が8.44レベルと前週の高値超えに失敗し、じり安の展開を辿ることとなりました。

ランド関連の材料は、ズマ大統領が17日に突然の内閣改造を行ったことです。以前もゴーダン財務相を解任したりと、大統領にとってイエスマンで固めてる節はありましたが、不信任案を乗り越えたと思ったら今度は汚職の再審と大統領にとって逆風が続く中の突然の改造は南アフリカにとって悪材料と取られました。

このニュースを受け、ランドは対ドル、対円ともに週初から売られる流れとなったわけです。ドル円でも円安の動きでしたが、それ以上にランドは売られたことで、再び上値の重たい展開に逆戻りです。

4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

       ランド円、ドルランド、ドル円 四時間足

       ランド円、ドルランド、ドル円 四時間足

現在のランド円は、テクニカルには2週間前のレンジ内での動きにあると考えられ、先週の材料が今週も上値を抑えやすい材料となります。今週は南ア国内ではPPIの発表がありますが、数字次第ではランド売りのきっかけとなっても買いに繋がる可能性は少ないでしょう。

チャートを見るとわかりますが、ピンクのレジスタンスラインは2つの9月高値を結んだラインで、先週もほぼ同ラインで上値を抑えられました。今週は同ラインが8.40から8.38へと緩やかに下げてきますので、レジスタンスは8.38レベルと考えられます。いっぽうでサポートは、2週前の安値と高値の78.6%(61.8%の平方根)押しにあたる8.18です。

今週は、引き続き上値が重たい展開を考え、8.18レベルをサポートに、8.38レベルをレジスタンスとする流れとします。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る