ユーロ 小幅にレンジを切り上げFOMC待ち(9/20夕)

20日の東京市場でユーロは小動きの中、下値上値とも小幅に値を切り上げる動きとなりました。

ユーロ 小幅にレンジを切り上げFOMC待ち(9/20夕)

ユーロ 小幅にレンジを切り上げFOMC待ち

20日の東京市場でユーロは小動きの中、下値上値とも小幅に値を切り上げる動きとなりました。
昨晩の海外市場では開催中のFOMCの結果を待ち様子見気分の強まる中、ユーロも対ドルで、1.1990-1.2000中心の狭いレンジでの取引に終始、これを受けて東京市場でも同レベルでの取引で朝方は始まりましたが、昼前にユーロが1.2019まで買い上げられ以降は1.20台の滞空時間の長い取引となりました。
小動きには違いありませんが、先週半ば以降ユーロドルは5営業日連続で下値を切り上げており底堅い動きを見せています。

これからの相場は、FOMCの結果次第ではありますが、FRBの資産縮小開始決定は織り込み済み。後は金利見通しの「ドットチャート」の変化とイエレン議長が今回市場とどのような「対話」を試みるかに注目が集まります。
ただ、最近はやや持ち直してきたとはいえ、現時点までの米経済指標でFOMCメンバーが年末の利上げを確信できるとも思えず、今夕時点で56%前後の市場の見る年内米再利上げの確率を大きく変化させることは無いものと思われます。
そのため、仮にFRBに多少タカ派的なスタンスが強く感じとられたとしてもユーロドルに大崩れは無く。21日移動平均(1.1931レベル)、4-6月の安値を結ぶ中期上昇トレンドライン下限(本日1.1842)はサポートとして機能、逆に景気先行きに対してこれまでのスタンスと同様以下であれば直近高値1.2092や当面のターゲット1.1267に向けて素直に値を伸ばす展開を予想します。
ただ、通常のFOMCよりも注目が集まっているだけに、結果発表後議長会見終了までは、短時間に相場が乱高下することも予想され要注意です。

FOMCの結果公表は日本時間明日未明3:00、その後イエレン議長の記者会見が続きます。
東京時間18:00現在ユーロドルは1.2005レベルでの取引。

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