ユーロ堅調、一時1.20乗せ対円では134円台(9/19夕)

連休明けの東京市場でユーロは堅調に推移。

ユーロ堅調、一時1.20乗せ対円では134円台(9/19夕)

ユーロ堅調、一時1.20乗せ対円では134円台

連休明けの東京市場でユーロは堅調に推移。
本日から始まる米FOMCでは保有資産の縮小に着手するとの見方が強まっており、対円ではドルは続伸しましたが、好調な経済状況を背景にユーロも10月に量的緩和策の縮小の方針を固めるとの見方が強まっており、対ユーロではドルは値を下げた形です。ユーロは約一週間ぶりに一時1.20台を回復し高値圏で推移しています。
円安とユーロ高が重なったためユーロ円は一時134円台に乗せました。ユーロ円が134円台で取引されるのは2015年12月以来のことです。

18:00に発表された9月のドイツZEW景況指数は「現状」、「期待」ともに予想を大きく上回り、4ヵ月ぶりに上昇、ユーロ高の景気への悪影響の懸念が後退、ユーロは現在1.1919近辺の21日移動平均線が下支えとなり中期上昇トレンドの中で順調に下値を切り上げる展開です。

市場は明日のFOMC結果待ちですが、保有資産縮小はほぼ織り込まれている一方で年内利上げを確信するには至っていないドルの更なる余地は相対的に小さく、むしろ急激な上げからの反動の先高感の後退や、ECBのユーロ高警戒感がこのところ強調されすぎたユーロの出遅れ感からのユーロ買いが相対的に生じやすい状況となっています。

ユーロのサポートは21日移動平均1.1919、中期トレンドライン下限1.1831(いずれも本日現在)が堅く、一方上方向のトレンドライン上限は現在1.2300近辺と広いことから、当面のターゲットである9/8の高値1.2092、および2014年高値1.3993からの下落の半値戻し1.2167もFOMC後のボラティリティ次第では十分射程内と考えます。

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