オーストラリアの7月住宅ローン貸出の結果
本日、7月の住宅ローン貸出件数が公表され、結果は+2.9%(予想+1.0%)となり予想を大幅に上回りました。6月も前回の+0.5%が+0.6%に上方修正されました。久しぶりの大幅増に為替は豪ドル買いになっています。
下図の豪州統計局作成のトレンドラインは、若干の下向きが上向き傾向に変わりつつあります。これが一時的なのか否かは今後の数値次第ですが、2015年央〜2016年前半にかけての高値付近まで戻ってきています。
(前回6月時点)
豪州統計局作成
個別内容としては下記となっていますが、中古住宅の大幅伸びに支えられています。中古住宅の全体に占める割合が大きいので、影響度合いが強くなっています。(全体数値で83%〜85%程度、中古住宅ローンが占めています)
7月 6月(前回)
全体 +2.9% +0.6%(←+0.5%)
建設中 +3.1% +3.1%(←+3.6%)
新築住宅 +2.0% +3.3%(←+3.3%)
中古住宅 +2.9% +0.7%(←▼0.1%)
借り換え ▼0.8% ▼1.9%(←▼2.4%)
豪ドル/米ドルは指標発前に0.8050〜55米ドル付近で推移していましたが、指標の好数値を好感した豪ドル買いに高値0.8116米ドルを付けています。これまでの上昇トレンドラインも一段上抜け、更に0.8070〜80米ドルの直近高値も越えています。
豪州経済指標も1材料でしたが、米ドル全面安の流れに上値抵抗線を抜く流れになった形です。この上には0.8120〜30米ドルに抵抗線ありますが、むしろ2015年高値の0.8160米ドル付近までトライする可能性が強いと思われます。下値は上抜いた0.8070〜80米ドルがサポートになっています。ここを切ると0.8030米ドルが次のサポートです。(9月8日13:20、1豪ドル=0.8101米ドル)
オーダー/ポジション状況
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