オーストラリアドル週報(2017年9月第二週)

9/7に発表されたオーストラリアの7月小売売上高は前月比変わらず(市場予想:+0.2%)、貿易収支も4億6千万豪jの黒字(予想:+10億豪j)と、

オーストラリアドル週報(2017年9月第二週)

豪ドル/円、短期は豪ドルやや強気。85円割れで下値リスクが点灯。

9/7に発表されたオーストラリアの7月小売売上高は前月比変わらず(市場予想:+0.2%)、貿易収支も4億6千万豪jの黒字(予想:+10億豪j)と、市場予想より弱かったことを受けて豪ドルは対円、対ドルで下落に転じていますが、景況感の悪化が認められないことから、大幅な下げには至っていません。市場の関心は足元の地政学的リスクや、米欧の金融政策、景気動向に向いており、海外の情勢を見ながらの反応となっていますが、豪ドル相場は対ドル、対円ともにゆっくりと下値を切り上げる流れを維持しています。

日足を見ると、8/11に付けた85.45を直近安値としてゆっくりと下値を切り上げる流れを維持しており、また、7/2に付けた89.42を起点として上値を切り下げる流れからも8/28の日足が上抜けており、短期的には豪ドルやや強気の流れにありますが、86〜88円を中心とする揉み合いからは上抜け切れていません。日足の上値抵抗は87.80-90、88.20-30、88.70-80に、下値抵抗は86.80-90、86.00-10にあります。21日移動平均線は86.80に位置しており、これを若干上抜けた状態を維持しており、上値トライの可能性に繋げています。

一方直近の週足は陽線引けとなりました。この足が86.00近辺にあった下値抵抗にも跳ね返されて上値トライの可能性に繋げていますが、88円超えの抵抗を攻めきれておらず、今週も上下の抵抗を攻めきれずに揉み合いとなっています。但し、88円台超えで越週した場合は90円方向への一段の上昇の可能性が点灯します。この場合でも88〜90円ゾーンには中・長期的な上値抵抗が散在することから、豪ドル急伸にも繋がり難いと見られます。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は88.20-40、89.10-20に、下値抵抗は86.70-80、86.00-10にあります。31週、62週移動平均線は85.42と83.12にあり、中期トレンドは豪ドル強気の流れを維持しています。

豪ドル/円、短期は豪ドルやや強気。85円割れで下値リスクが点灯。

豪ドル/円【週足】:(9/6現在31週移動平均線は85.42に、62週線は83.12にあり中期トレンドは豪ドル強気の流れを維持している)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る