ニュージーランドドル週報(2017年8月第五週)

ニュージーランド経済は緩和的な金融政策の下で引き続き拡大基調を維持していますが、為替相場はアメリカの政局不安や地政学的リスクなどの影響もあり、

ニュージーランドドル週報(2017年8月第五週)

NZ/円、短期は下値余地が限られる可能性。78円割れの越週で下値リスクが点灯。

ニュージーランド経済は緩和的な金融政策の下で引き続き拡大基調を維持していますが、為替相場はアメリカの政局不安や地政学的リスクなどの影響もあり、7/27に付けた83.91を直近高値として上値を切り下げる流れが継続中です。

チャートを見ると、日足は7/27に付けた83.91を直近高値として上値を切り下げる流れを変えていませんが78円台にある強い下値抵抗を守っており、小反発の可能性に繋げています。現状は80.00-20に強い上値抵抗が控えており、これを上抜けて来ない限り、下値リスクがより高い状態ですが、80円台半ば近辺に日足の実体を戻せば下値リスクがやや後退します。一方下値は78.50-60、78.00-10に強い下値抵抗が控えており、これを支えとして反発に転ずる可能性を残していますが、78円割れで終えた場合は新たな下落リスクが点灯します。日足の上値抵抗は79.70-80、80.00-20に、下値抵抗は78.50-60、78.00-10にあります。21日移動平均線は80.16に、200日線も80.20に位置しており、これらの下に入り込んだ状態にあり、短期トレンドはNZ弱気の流れに変化が認められません。

一方週足は、実体が小さい陰線が出て上値を切り下げる流れを変えておらず、引き続き下値リスクがより高い状態にあることを示しています。一方で62週移動平均線が78.19に位置しており、先週の下値トライでもこれを守っていることから、78円割れで越週しない限りは下値余地も大きく広がらない可能性があります。今週は火曜日に下値トライの動きが強まりましたが、78.29までの押しに留まり小反発に転じています。週足の上値抵抗は80.00-10、80.50-60にありますが、80.50超えで越週した場合は下値リスクが軽減されて反発余地を探る動きが強まり易くなります。週足の下値抵抗は、78.00-10、76.00-10にあります。31週移動平均線は79.75に位置しており、この下に入り込んで下値リスクがやや高い状態にありますが、62週線は78.19にありこれを守って反発の可能性を残しています。長期的な下値抵抗は75〜76円台にあります。

NZ/円、短期は下値余地が限られる可能性。78円割れの越週で下値リスクが点灯。

NZ/円【週足】:(8/31現在31週移動平均線は79.75に位置しており、この下に位置しており、下落リスクがより高い状態。62週線は78.19に位置しており中期トレンドをサポート中)

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