オーストラリアドル週報(2017年8月第五週)

8/29早朝に起きた北朝鮮のミサイル発射による地政学的リスクは軽微なものに留まり、市場は再び先進国の金融政策や景気動向へと関心が移りつつあります。

オーストラリアドル週報(2017年8月第五週)

豪ドル/円、短期は揉み合いか。85円割れで下値リスクが点灯。

8/29早朝に起きた北朝鮮のミサイル発射による地政学的リスクは軽微なものに留まり、市場は再び先進国の金融政策や景気動向へと関心が移りつつあります。オーストラリア経済も緩やかな拡大基調を継続中ですが、トランプ政権の景気拡大策やこれに伴う債務上限枠引き上げ問題への懸念も残っており、リスク要因が払しょくし切れていないことから、豪ドル/円相場も急反発に至っていません。

チャートを見ると、日足は7/27に付けた89.42を直近高値として上値を切り下げて来た流れから、8/28の陽線が実体ベースで上抜けて、短期トレンドに変化が生じていますが、88円台の強い上値抵抗を前に足踏み状態となっています。一方下値も、先週と今週の下値トライの動きの中で86.00-10近辺に強い下値抵抗が出来ており、86円割れで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態にあります。日足の上値抵抗は88.20-30、88.70-80に、下値抵抗は86.00-10にあります。21日移動平均線は86.88に位置しており、これを上抜けた位置を守っており、上値トライの可能性に繋げています。

一方週足は、2週連続陽線引けとなりましたが、上昇余力の強いものではないことや、上値を切り下げる流れからは上抜けきれずに越週しています。今週はこの上値抵抗が、86.80-90にあり、若干上抜けて短期トレンドが変化し始めています。また、6月に付けた81.78を起点として下値を切り上げる流れも守っており、上値トライの可能性に繋げています。しかし、88〜90円台には中・長期的な上値抵抗が厚いことから、豪ドル急伸にも繋がり難いと見られます。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は、88.30-40、89.10-20に、下値抵抗は85.30-40にあります。31週、62週移動平均線は85.36と82.94にあり、中期トレンドは豪ドル強気の流れを維持しています。

豪ドル/円、短期は揉み合いか。85円割れで下値リスクが点灯。

豪ドル/円【週足】:(8/31現在31週移動平均線は85.36に、62週線は82.94にあり中期トレンドは豪ドル強気の流れを維持している)

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