豪ドル/円、短期は揉み合いか。85円割れで下値リスクが点灯。
8/29早朝に起きた北朝鮮のミサイル発射による地政学的リスクは軽微なものに留まり、市場は再び先進国の金融政策や景気動向へと関心が移りつつあります。オーストラリア経済も緩やかな拡大基調を継続中ですが、トランプ政権の景気拡大策やこれに伴う債務上限枠引き上げ問題への懸念も残っており、リスク要因が払しょくし切れていないことから、豪ドル/円相場も急反発に至っていません。
チャートを見ると、日足は7/27に付けた89.42を直近高値として上値を切り下げて来た流れから、8/28の陽線が実体ベースで上抜けて、短期トレンドに変化が生じていますが、88円台の強い上値抵抗を前に足踏み状態となっています。一方下値も、先週と今週の下値トライの動きの中で86.00-10近辺に強い下値抵抗が出来ており、86円割れで終えない限り、下値余地も拡がり難い状態にあります。日足の上値抵抗は88.20-30、88.70-80に、下値抵抗は86.00-10にあります。21日移動平均線は86.88に位置しており、これを上抜けた位置を守っており、上値トライの可能性に繋げています。
一方週足は、2週連続陽線引けとなりましたが、上昇余力の強いものではないことや、上値を切り下げる流れからは上抜けきれずに越週しています。今週はこの上値抵抗が、86.80-90にあり、若干上抜けて短期トレンドが変化し始めています。また、6月に付けた81.78を起点として下値を切り上げる流れも守っており、上値トライの可能性に繋げています。しかし、88〜90円台には中・長期的な上値抵抗が厚いことから、豪ドル急伸にも繋がり難いと見られます。今週の週足ベースで見た強い上値抵抗は、88.30-40、89.10-20に、下値抵抗は85.30-40にあります。31週、62週移動平均線は85.36と82.94にあり、中期トレンドは豪ドル強気の流れを維持しています。
豪ドル/円【週足】:(8/31現在31週移動平均線は85.36に、62週線は82.94にあり中期トレンドは豪ドル強気の流れを維持している)
オーダー/ポジション状況
関連記事
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:田代 昌之
2024.11.21
東京市場のドルは154円台後半で推移、今晩も要人発言で上下に動く可能性アリ(24/11/21)
東京時間(日本時間8時から15時)のドル・円は、時間外の米10年債利回りも上げ一服となったことでドルは一時154円台を付ける場面も見られた。
-
米ドル(USD)の記事
Edited by:斎藤登美夫
2024.11.21
ドル円 地政学リスクくすぶるも再びレンジの様相に(11/21夕)
東京市場は一転してドルが弱含み。とくに終盤下げ足を速めている。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:橋本 光正
2017.09.04
A$シカゴポジション(2017年8月29日現在)
豪ドルはネットロングを6,000枚増やしここ数年間では最大の66,500枚となりました。
-
オーストラリアドル(AUD)の記事
Edited by:橋本 光正
2017.08.31
オーストラリア 6月末実質資本支出
本日オーストラリアの6月末期の実質資本支出が発表され、前四半期比プラスとなりました。
- 「FX羅針盤」 ご利用上の注意
- 掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
- 掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
- 当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
- FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
- 当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
- 当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
- 当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
- 当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
- 当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
- 当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
- 当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。