ユーロ材料難の中日中1.1800がらみの後反落。21日線との位置関係に注目
夏枯れ相場の続くなか、本日の東京市場でユーロドルは方向感無く推移しました。
昨晩の海外市場では北朝鮮をめぐる地政学リスクへの不安等から、ドルが幅広く売られた流れを受け、ユーロは5営業日振りに1.1800を回復。
本日の東京時間も1.18台前半を中心の取引となりましたが、新規材料難からやや値を戻し夕刻にかけてユーロは反落、18:00現在は1.1767レベルでの取引です。
先ほど18:00に発表された8月独ZEW指数は、現状は86.7と事前予想85.2を上回りましたが、先行きの期待は事前予想を割り込む10.0となりユーロは一段値を下げています。
材料としてはこの後21:00にコンスタンシオECB副総裁の講演がありますが、今晩米国サイドには大きな材料は無く、売り一巡後は引き続きトランプ政権の混迷と、北朝鮮の地政学リスクにドルは頭を抑えられつつも、週末の北朝鮮の先軍節、ジャクソンホールでのドラギ総裁講演等をにらんでの取引が続きそうです。
ユーロドルは昨日8/2以来の上値の下降トレンドライン(本日1.1784)を上抜けて、また、本日日中は昨晩の上昇によりこのところずっと絡み続けてきた21日移動平均線(1.1772)を上回る水準が中心の取引となっていましたが、夕刻以降は再び押され気味となっていることから、本日の終値とこれらのラインとの位置関係がチャート上は注目されます。
序盤の欧州株価指数先物は薄商いのなかほぼ全面高の様相です。
オーダー/ポジション状況
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