手掛かり難の中ドルやや上昇(17/8/23朝)

22日の海外市場でドル円は材料難の中109円台前半で方向感探りが続きましたが、終盤にかけドルが買い戻される動きが強まり、

手掛かり難の中ドルやや上昇(17/8/23朝)

手掛かり難の中ドルやや上昇

22日の海外市場でドル円は材料難の中109円台前半で方向感探りが続きましたが、終盤にかけドルが買い戻される動きが強まり、109円台後半まで上昇、日本時間7:00現在は109.60レベルでの取引です。

昨晩米下院のライアン議長は「税制改革法案については共和党議員の間で合意が形成されており議会の通過が容易」と述べ、また、上院のマコネル院内総務はれ連邦政府の債務引き上げに「失敗する可能性は無い」との見方を示し、一部での米政府の債務不履行懸念を払しょく、これらの発言がトランプ大統領の政権運営への懸念をやや和らげ、米国株、米ドルの上昇をもあたらしました。NYダウは前日比196.14ドル上昇して21,899.89ドルで終了、ユーロも一時1.1750を割り込む水準で取引されました。

市場ではあいかわらず参加者が少ない中で取引の薄い状況が続いています。
北朝鮮情勢に特段の進展がない中で、市場の関心は週末にかけてイエレン議長、ドラギ総裁の講演が予定されているジャクソンホール経済シンポジウムへと向けられています。

ドル円は5日移動平均線を上抜け、現在日足の一目均衡表の転換線(109.77)に迫る水準での取引となっていますが、方向性には乏しく、本日の東京市場でも様子見気分の強い展開となりそうです。
本日、日本時間16:00にはジャクソンホールを前にドラギ総裁のドイツでの講演が予定されています。

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