ユーロドル 日中値を戻すも夕刻反落(17/7/13夕)

東京時間のユーロは昨晩のイエレン議長議会証言での下落から徐々に値を戻し夕刻は一時1.1450を回復しました。

ユーロドル 日中値を戻すも夕刻反落(17/7/13夕)

ユーロドル 日中値を戻すも夕刻反落

東京時間のユーロは昨晩のイエレン議長議会証言での下落から徐々に値を戻し夕刻は一時1.1450を回復しました。
昨晩の海外市場では21:30に事前に公表されたイエレン議長の議会証言の内容がよそうよりややハト派よりの内容であったことから、全般的にはドル売りとなりましたが、ユーロドルに関してはドルが買われユーロが売られる逆の動きとなり、ユーロドルは一時1.1400を割り込みました。
昨晩のユーロの逆の動きに関しては、イエレン議長証言をきっかけとしたユーロ買いドル売りのポジション整理、ドル円の急落から波及したユーロ円の下落が大きかったこと、米株の上昇に調達通貨としてのユーロが売られたなど諸説あります。ただ、ユーロ買いに過熱感があったことは事実ですが、いまひとつしっくり来る説明とはなっていません。

それもあってか本日東京市場ではユーロドルが徐々に値を戻し、昨晩の議長証言前のレベルに近い1.14台半ばで取引されましたが、夕刻再び下落する動きとなっており1.14台前半で不安定な取引です。
尚、ユーロ円はドル円が113円をはさんでの円、高止まりとなっていることもあり、下値を広げ129円を割り込んでいます。この局面ではユーロ円の下げが目立ちます。

15:00に発表となったドイツの6月CPI確報はEU基準で前年比+1.5%と予想通り、特にユーロに売り要因は見当たりません。

ユーロドルは昨日は急落したとはいえ、先週半ば以来徐々に底値を切り上げる展開となっており、本日もやや不安定な相場ながら底抜けには至らないものと思われます。
今晩のところは昨晩の安値1.1392から今週の安値圏1.1380あたりのラインを守りきれるか否かに注目です。ただ、それを下抜けた場合でも21日移動平均線のある1.1310レベルは強いサポートとなっていて下支えされそうです。一方上値は1.1445-50の足場の再確保と節目の1.1500へのトライが当面の焦点。

この後は、本日もイエレン議長の議会証言が今度は上院銀行委員会で行われますが、大きく内容が変化するとは考えにくいものの一応は注意です。むしろ、昨晩のイエレン議長の証言における「サプライズ」が主として物価にかかわるものであったことから、本日21:30からの米生産者物価指数や、明日の消費者物価指数に注目が集まりそうです。

序盤の欧州株価指数先物はまちまちの動きとなっています。

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