ユーロドル 東京時間に高値更新後反落(17/7/12夕)

昨晩の海外市場でトランプ大統領の息子ドナルド・トランプ・ジュニア氏のロシアとの共謀疑惑に関連するメールが公開されドルが売られた流れが東京時間も継続、

ユーロドル 東京時間に高値更新後反落(17/7/12夕)

ユーロドル 東京時間に高値更新後反落

ジュニアメール公開からのドル売り継続でユーロドル年初来高値更新

昨晩の海外市場でトランプ大統領の息子ドナルド・トランプ・ジュニア氏のロシアとの共謀疑惑に関連するメールが公開されドルが売られた流れが東京時間も継続、ドルはほぼ独歩高の様相となりドル円は113円台前半へ、ユーロドルも一時1.1489まで高値を更新しました。
夕刻欧州勢参入とともにユーロは一旦押し戻され一旦は1.1442レベルまで下げましたが、先週までは厚い天井となっていたこの水準(1.1440-1.1450)が軽いサポートとなっていて一応下げ止まっています。

イエレンFRB議長議会証言を注視

先ほど18:00に発表されたユーロ圏5月の鉱工業生産は前年比で+4.0%と事前予想3.5%を大幅に上回っており引き続きユーロ圏の経済の堅調さを裏付ける結果となっていますが、市場では今日と明日行われるイエレン議長の半期に一度の議会証言への警戒感から一旦ポジションを縮小する動きも出てユーロ買いとはなっていません。

今晩はまず21:30にFRBが議会証言の内容を公表し、23:00より本日は下院金融委員会での証言に臨みます。

市場の注目点としては、金利引き上げの時期、インフレ率の低迷に対する解釈、バランスシート縮小の時期等ですが、FRBにとってむしろ正念場は共和党が推し進めようとしているテイラールールと呼ばれる金融政策への数学的基準の導入。FRBにとっては金融政策の
フリーハンドを制限され、中銀の独立性にもかかわる問題であり死守したいところでしょう。ただ為替市場的には反応しづらいテーマであり、こちらに時間が割かれると無風となる可能性もあります。

前回2月の議会証言では事前に考えられていたよりもタカ派の議長の証言にドルが上昇していますが、今回は事前に金融報告書も提出されておりあまりサプライズはないのではないかと予想されます。

ユーロドルは基本的な堅調地合いは崩れないものと思われ、もし弱いインフレ等懸念するハト派的なスタンスが目立つようであれば1.15トライに、バランスシート縮小の早期実施等に触れられればユーロ売りは一旦は1.14試しとなりそうです。ただ1.1300はかなり強いサポートとなっていますので、相当なサプライズでも1.13を目指す動きとはなりにくいものと思われます。

尚、今晩はカナダ中銀の政策金利の発表も23:00に予定されており、こちらはにわかに利上げの公算が大きくなっており、ユーロに直接の影響はなさそうですが一応警戒です。
序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面高となっています。

オーダー/ポジション状況

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