ニュージーランド6月食品価格指数
本日(13日木曜日)、NZの6月食品価格指数が発表されました。
6月は前月比+0.2%(5月は+2.4%)、前年同月比+3.0%(5月は+3.1%)になりました。
下図はNZ統計局公表の前年同月比ベースの変化を示しており、2017年になってからは顕著な伸びになっており、特に5月・6月は大きく伸びています。昨年全般がマイナス傾向でしたので、デフレからの脱却の1要因にはなっているようです。
NZはインフレ数値が中銀目標値に入っており、食品価格の指数もその一助になっているようです。来週火曜日発表予定の第2四半期消費者物価指数が注目されます。
食品価格指数推移(NZ統計局)
(1) 前月比
フルーツ&野菜価格は5月比▼0.4%
食品雑貨価格は同▼0.3%
肉や魚関係価格は同+1.0%
ノンアルコール価格は同+1.8%
レストラン販売用食肉や出来合い品価格は同+0.2%
(2) 前年比
フルーツ&野菜価格は前年同月比+9.3%
食品雑貨価格は同+2.1%
肉や魚関係価格は同+1.8%
ノンアルコール価格は同+0.4%
レストラン販売用食肉や出来合い品価格は同+2.2%
NZドル/米ドルは週初0.7240〜0.7330米ドルレンジで上下繰り返していましたが、週央に起きた地震の影響で0.7200〜10米ドルまで下落し、丁度サポートレベルで止まった後、現在は反発しています。但し、直近底値0.6820米ドルからの上昇トレンドラインを今週下抜いたので、上値抵抗線0.7330、0.7350〜60米ドルの後者を越えない限り上値は重く、0.7210米ドルを再度トライしそうな流れになっています。
明日NZ企業景況感(PMI)指数と来週火曜日に重要な第2四半期CPIが発表されますので、ある程度のトレンドが出てくる可能性あります。(7月13日15:00、1NZドル=0.7290米ドル)
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