NZ/円、短・中期トレンドはNZ強気、84円台に長期的な上値抵抗あり。
NZ経済は引き続き安定的で、世界経済が景気回復基調にあることも貿易取引に於いて輸出には好材料となっています。為替相場も対ドル、対円でじり高の傾向を変えていませんが、83〜84円台は長期的な上値抵抗として働く傾向が強く、これには何度かぶつかる可能性も高いと見られます。
チャートを見ると、日足は5/18に付けた76.27を直近安値として下値を切り上げる流れを変えておらず、また、収束していた短・中期の移動平均線もしっかりと上抜けて新たな上昇トレンド形成の流れに入っており、この日足の下値抵抗は81.70-80にあります。一方で、83〜84円ゾーンには長期的な上値抵抗が厚いポイントで、今週の上値トライでも週初に83.16を付けた後に反落しています。短期トレンドの変化が認められないので再度83円超えの抵抗をトライする可能性に繋げていますが、83.40〜83.80ゾーンの抵抗を上抜けきれない可能性にも注意が必要でしょう。21日、120日、200日移動平均線は81.60、79.47、79.19にあり、全てを上抜けて短・中期トレンドはNZ強気の流れにあります。
一方週足は、7週連続陽線引けとなり、下値を急角度で切り上げる流れを維持していますが、83.40-50、88.80-90に中・長期的な上値抵抗が控えており、これにぶつかる可能性にも注意が必要です。一方で、週足、月足ともに形状が安定しており、急落にも繋がり難い状態にあることから、80円割れで越週しない限り、中期トレンドは大きく変化しません。逆に83.80こえで越週すれば一段の上昇に繋がり易くなります。週足の上値抵抗は前述の83.80-90に、下値抵抗は82.10-20、81.00-10にあります。31週、62週週移動平均線は79.94と77.40位置しており、中・長期トレンドはNZ強気の流れにあります。また、収束中の31ヵ月、62ヵ月移動平均線が80.11と79.94に位置しており、82円超えで越月すれば一段高の可能性が点灯します。
NZ/円【週足】:(7/12現在31週移動平均線は79.94に、62週線も77.40に位置しており両者を上抜けて中期トレンドはNZ強気を維持)
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