過去6年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き15

前回5月末時点で、昨年9〜10月に始まった豪州株>NZ株の動きが豪州株<NZ株方向へ一時的に反落とコメントしましたが、

過去6年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き15

過去6年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き

豪州株価指数とNZ株価指数推移(2017年6月27日現在)

豪州株価指数とNZ株価指数推移(2017年6月27日現在)

前回5月末時点で、昨年9〜10月に始まった豪州株>NZ株の動きが豪州株<NZ株方向へ一時的に反落とコメントしましたが、6月もNZ株の方が強い地合いとなっています。NZ株対豪州株は上図の灰色のラインで示していますが、2014年7月底値からのサポートラインを守っています。4月にはザラバでは一時的にこのラインを下抜きかけましたが見事に戻しています。実際の数値で見ると、6月27日末現在で、5月末比NZ株+2.8%に対し、豪州株は▼0.2%になっています。その結果、為替は豪ドル安NZドル高となり、下図見ると依然として緑と赤のライン間で収斂を続けています。

過去6年間の豪州株式・NZ株式及び為替の動き

(注:上図は豪ドル/NZドル為替推移(青)と2国間株価指数比(オレンジ:上図灰色の逆数すなわち「豪州株÷NZ株」で表したもので、上方が豪州株高、下方がNZ株高、為替対比のトレンド見るために逆数としました。)

景況感格差では豪州>NZとなっていますが、インフレが中銀目標値に入ったNZとまだ入れない豪州とで、金利見通しの違いによるNZ買い豪州ドル売りになっていると思います。シカゴポジションを見ても、対米ドルでNZドルロングが豪州ロングより多いことで状況が解ります。

さて、その為替ですが、豪ドル安フォーメーション(1.0520〜1.0820NZドル)の下限を抜き、現在はそのフォーメーション下限(1.0520NZドル)がサポートから抵抗線に切り変わっています。
直近の底値は1.0370〜80NZドルまで下がり、2015年大底1.0010〜20NZドル、2016年2番底1.0360〜70を結ぶサポートラインが1.0340〜50NZドルにありましたので、かなり良い水準までNZドルが買われたと思います。
現在は1.0340〜1.0520NZドルの3角保合い収斂で推移し、仮に保合い上限を越えれば、再び上記の1.0520〜1.0820NZドルの豪ドル安フォーメーションに回帰すると思われます。一方で、保合いの下限を切ると、2番底(1.0360NZドル)、大底(1.0010NZドル)を試す展開になりそうです。(6月28日14:00現在、1豪ドル=1.0444NZドル)(前回は5月24日掲載)

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