ユーロ、東京時間横ばいの後下落(17/6/15夕)

FOMC明けの本日の東京時間ユーロは1.12台前半で方向感なく推移しました。

ユーロ、東京時間横ばいの後下落(17/6/15夕)

ユーロ、東京時間横ばいの後下落

FOMC明けの本日の東京時間ユーロは対ドルで1.12台前半で方向感なく推移しました。
前日の予期せぬ米CPIの悪化によるドル売りに昨晩のユーロはFOMCを待たずに直近の高値1.1285を上抜け、昨年11月高値1.1300目前の1.1296をつけましたが反落、FOMCの予想外にタカ派のスタンスにドルが買い戻される動きとなり、結局昨日とほぼ同水準の1.12台前半に行って来いでアジア時間に戻ってきて方向感を失いました。

しかし、その後本日欧州時間に入るとユーロに売りが集まって急速に下落、1.12を割り込んで一時1.1175の安値をつけています。この間のドル円の動き等見る限りドルが売られている節はなく、昨晩の高値更新からの下落に積みあがったユーロ買いポジションに解消の動きがでているようです。
先ほど発表となったユーロ圏4月の貿易収支は予想をやや下回る179億ユーロの黒字でしたがユーロ相場にはノーインパクトでした。

今晩はユーロ圏財務相会合がルクセンブルクで開催され、ギリシャ支援問題についてIMFとの妥協点を探りますが、ほぼIMF案で合意できるとの見通しが一部で流れています。
よく分からないのは、この関連のニュースがあまり市場で見られないことで、現在のユーロ相場にどの程度織り込まれているのか不明です。あまり意識されていないようだとポジティブサプライズとなる可能性はあります。

一方でチャート的にはここ数日サポートラインとして絡んできた21日移動平均線は本日は昨日と横ばいの1.1210レベルにありますが、19:00時点のSPOTは1.1162レベルと大きく割り込んでおり、このまま本日1.12割れで推移するとチャート的には売り色が濃くなります。

昨晩のFOMCでは弱気の経済指標と強気のFRBと相反する材料に相場は振り回されましたが、最終的にはどうも市場は経済指標の方をより重視する傾向に転じたのではないかとの兆しが見られました。
そのためFOMC終了直後ではありますが、むしろ米経済指標は特にネガティブな数字の場合に為替相場に影響が大きそうです。

その意味で今晩はこの後BOEの政策金利公表があり、その後米指標も
21:30NY連銀製造業景況指数、新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業指数 
22:15鉱工業生産、設備稼働率、23:00 NAHB住宅市場指数
と重めのものも多く、そして前述のユーロ圏の財務相会合が22:00からといろいろと忙しい夜になりそうです。

序盤の欧州株価指数先物はほぼ全面安の展開。

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る