ユーロ、アジア時間にじり高推移(17/6/14夕)

本日の東京時間ユーロはじり高に推移しました。

ユーロ、アジア時間にじり高推移(17/6/14夕)

ユーロ、アジア時間にじり高推移

本日の東京時間ユーロはじり高に推移しました。
昨晩の海外市場ではユーロは方向感なく推移しましたが、注目の21日移動平均線1.1204との比較では、やや上回る1.1211で終了。本日21日線は1.1210まで上昇してきていますが、日中一時1.1207レベルまでは下押す局面もあったものの概ね1.1210以上で推移しており、21日線は引き続きサポートとして機能。ユーロは底堅さを維持していますが、大きく上昇しているわけではありません。
尚、ドル円がこのところ110円挟みで方向感をなくしていることもあり、ユーロ円も先週後半以来123円台前半を中心に小動きとなっています。

もちろん今晩のFOMCとその後のイエレン議長の記者会見の内容次第ではドル要因により、ユーロドルも大きくふれる可能性がありますが、ユーロ圏政治的経済的な安定は短期的には維持されるものと思われ、FOMCを無事通過した後は15日のギリシャ支援問題のIMFとの妥結や、週末のフランス国民議会の決選投票等ユーロを後押しする材料に目が向いてゆきそうです。

15:00に発表されたドイツの5月CPI改定値はEU基準で前年同月比1.4%上昇と事前予想通り、前月比も横ばいで市場に影響はありませんでした。
今晩はこの後18:00にユーロ圏の4月の鉱工業生産の発表がありますが、基本はFOMC待ちです。
序盤の欧州株価指数先物は概ね堅調に推移しています。

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