3. 週明けのユーロ弱持合い（2017年5月22日）

週明けのユーロ弱持合い（2017年5月22日）

先週末に1.1200を超えたユーロドルは週明けのアジア市場でも1.12台で寄付き高値圏で取引が始まりましたが、

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週明けのユーロ弱持合い（2017年5月22日）

週明けのユーロ弱持合い

先週末に1.1200を超えたユーロドルは週明けのアジア市場でも1.12台で寄付き高値圏で取引が始まりましたが、先週金曜につけた高値1.1212にわずかに及ばない水準から反落、東京時間は1.1180-1.1200のレンジでの小動きとなりました。
一方ユーロ円はドル円が朝方110円台で取引されたことから序盤124円台前半での取引となりましたがドル円の上昇とともに値を上げ、124円台後半まで上昇。
しかしその後夕刻になり欧州勢の参入とともにユーロ売り円買いが強まり、ユーロは対ドルで1.1160-80レンジへ下げ、ユーロ円も一時124円前半に戻すなどやや荒い値動きとなり、18:30現在は124.50レベルでの取引です。

今晩はギリシャの債務軽減とIMFの参加をめぐってEU圏財務相会議がブラッセルで開催されます。
ギリシャ議会は18日に財政緊縮処置にかかわる法案を可決し、それと引き換えに7月に期限を迎える60億ユーロ返済のための資金提供を求めています。しかし、ドイツをはじめとするEU構成国がIMFが救済に参加しない限り追加融資に応じない方針を示している一方、IMFは現在のギリシャの債務は持続不可能であるとしてドイツらが承認を渋るギリシャの債務軽減策が実施しない限り協調融資に参画しない方針であり、いまのところ妥協策が見いだされていません。可能性は高くないものの、交渉が決裂した場合、ギリシャのデフォルト問題が再燃しユーロへの売り圧力が強まる可能性があります。

序盤の欧州株価指数先物はおおむね上昇して始まっています。

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