ドル円方向感無し、原油高、ユーロ続伸(5月23日朝)

昨晩の海外市場ではユーロと原油が強く、リスク回避姿勢がやや後退、米株は上昇、ドル円は方向感に乏しい状況でした。

ドル円方向感無し、原油高、ユーロ続伸(5月23日朝)

ドル円方向感無し、原油高、ユーロ続伸

昨晩の海外市場ではユーロと原油が強く、リスク回避姿勢がやや後退、米株は上昇、ドル円は方向感に乏しい状況でした。

25日のOPEC総会を前にOPEC、非OPEC産油国間の減産合意の順守状況と延長に楽観的な見方が広がり原油先物価格は4営業日続伸、一時約一か月ぶりとなる51.06ドルをつけています。
昨晩はドイツのメルケル首相がユーロは弱すぎる、ドイツの貿易黒字はECBの金融政策によるユーロ安の結果だなどと発言したことが伝わり、ユーロは対ドルで再び上昇。一時1.1264をつけ、7営業日連続で高値を更新しました。対ユーロでのドル売りは一時ドル円にも波及して円は111円を再び割り込む局面もありましたが、その後は戻し、111円台前半での取引となっています。

NYダウは89.99ドル高の20,894.83で終了、トランプ大統領の中東訪問に合わせ米ロッキード社等の米防衛産業がサウジアラビアと約1,100億ドルの武器購入に合意したことなどが株価を下支えしました。

昨晩の海外市場では中心的な材料がなく各市場がバラバラの材料で散漫に動いたイメージです。
欧州への資金流入、原油高からのリスク回避姿勢の後退が短期的には相場の基調にあるものの、明らかに深刻化しているにもかかわらず消化不良の北朝鮮問題、トランプ大統領の外遊で一時テーマからそれているロシアゲートなど潜在的なリスク要因も大きく、動きづらい状況です。

ドル円は方向感を無くし次の材料探し。日足の一目均衡表の雲の中での動きが続いており、本日のところは雲の上限111.82と下限110.76の中での取引継続が見込まれます。

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