ユーロ続落1.09割れ、ユーロ円は124円近辺
本日の東京時間でユーロは続落。このところ攻防が続いているフィボナッチポイント1.0934を昨日の終値で割り込んで終了すると、本日はここまで高値1.0933と完全にその水準がレジスタンスに代わりました。
本日は金利先高感を背景にドルが他の通貨に対して全面高の様相となる中で、ユーロドルも欧州時間が近づくにつれてじりじりと値を下げ、欧州時間に入り1.09を割り込み安値1.0892をつけています。一方ユーロ円はドル円が113円台後半に入るなど、対ドルではユーロより円の下げ幅の方が大きかったことから、ユーロは円に対して相対的に強く、昨日に比べてやや上昇して124円ばさみの動きとなっています。
ユーロ側にしばらく材料が無く、あくまでドル主体の動きですが、金融緩和の終了に動くドル、出口に近づきつつあるユーロ、金融緩和を続けざるを得ない円の順番に強さが並ぶ金利相場の様相です。
ユーロドルのサポートは200日移動平均が1.083レベルですがこの水準を割り込むと、フランスの第一回大統領選投票時のギャップ1.0778-1.0821を一旦は埋めに行く動きも考えられます。一方ユーロ円はECBのスタンスを伺いながらも横ばいないしは強含みの展開となりそうです。
今晩は23:00に米国卸売り在庫の発表、また本日もいくつかの米連銀総裁の講演が予定されています。
序盤の欧州株価指数先物はドル高に伴う欧州通貨安を背景にほぼ全面高の様相です。
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