ランド円ショートコメント(2017年4月10日)

先週も南アフリカに対する政治不安がランドの上値を抑える結果となりましたが、同国の格付けに対してS&Pは既にジャンク(投資不適格)とし、ム

ランド円ショートコメント(2017年4月10日)

ランド円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、「大台8.00レベルをサポートに、8.50レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていましたが、実際のレンジは安値が7.90レベル、高値が8.33レベルと、予想よりもランド安が進み、週後半は8.00円の大台を挟んでのもみあいのまま引けました。

先週も南アフリカに対する政治不安がランドの上値を抑える結果となりましたが、同国の格付けに対してS&Pは既にジャンク(投資不適格)とし、ムーディーズも引き下げ方向で考えていることから投資環境は引き続きよくありません。複数の格付け会社がジャンクの格付けを行った場合、債券指数の構成銘柄から外れますし、ファンドマネージャーも同国の資産を投資対象から外す動きに出ますので、負のスパイラルとなることが予想されます。

通貨ランドに対しても引き続き売り圧力が強い流れを考えざるを得ませんし、先週はいったん落ち着いた対ドル、対円の動きも再びランド売りにさらされやすくなると言えます。いつもの4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)をご覧ください。

       ランド円、ドルランド、ドル円 四時間足

       ランド円、ドルランド、ドル円 四時間足

チャートの形状としては、ランド円も中段のドルランドもランド安後の踊り場を形成し、次のランド安の動きを待っている動きに見えます。今週も戻り売りが出やすいでしょうから、8.20レベルをレジスタンスに、7.80レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る