ランド円ショートコメント(2017年3月13日)

先週の南アフリカではGDP程度しか材料はありませんでしたが、前期比で前回が0.2%、予想がやや悪化して0.0%となっていたところ

ランド円ショートコメント(2017年3月13日)

ランド円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、「8.57レベルをサポートに、8.84レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていましたが、実際のレンジは安値が8.58レベル、高値が8.81レベルと、ほぼ予想通りの動きの一週間となりました。

先週の南アフリカではGDP程度しか材料はありませんでしたが、前期比で前回が0.2%、予想がやや悪化して0.0%となっていたところ、結果は-0.3%とかなり弱い数字となりました。週初からGDP発表までは底堅い動きを示していましたが、GDP発表後にはじり安の動きとなり、更に週後半に対ドルでこれまで強力なレジスタンスとなっていた13.20レベルを上抜けたことからランド売りが強まったと考えらえます。

その後、再び13.20を下回ったことでランド安の動きも収束したのですが、この対ドルでの13.20トライが終わったのが継続するのかは、今週のFOMC後のドルの動きがどうなるか次第という印象です。少なくともドル円、ユーロドルといった主要通貨では完全に織り込み済みといった感じですが、対ランドとなるとはっきりしない部分があると同時に、米国の利上げは新興国通貨にとっては悪材料とされがちです。

チャートも見てみましょう。4時間足チャート(上からランド円、ドルランド、ドル円)となっています。

       ランド円、ドルランド、ドル円 四時間足

       ランド円、ドルランド、ドル円 四時間足

最近の動きを見ていると中期的には8.60割れが買い、8.80前後が売りという流れとなっています。米国の利上げが予定されていることや、ドルランドで1カ月ぶりに13.20トライの動きがあったことを考えると、テクニカルにはややランド安方向を見込むことになるでしょうか。

今週はランドには目立った材料がありませんので、8.60レベルをサポートに、8.80レベルをレジスタンスとする流れを見ておきます。

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