トルコリラ円ショートコメント(2017年3月6日)

トルコでも貿易収支の発表がありましたが、予想の範囲内だったこともあり動意にはつながらず、

トルコリラ円ショートコメント(2017年3月6日)

トルコリラ円ショートコメント

まず先週の振り返りですが、「30.40レベルをサポートに、31.60レベルをレジスタンスとする流れ」を見ていましたが、実際のレンジは安値が30.43レベル、高値が31.32レベルとなり、上値の重たい一週間となりました。

トルコでも貿易収支の発表がありましたが、予想の範囲内だったこともあり動意にはつながらず、それ以上に米国の利上げ思惑拡大が新興国通貨からの資金引き上げを最も意識させやすいトルコリラでの売りに繋がったことがトルコリラ円の上値も抑えたと言えるでしょう。

中期的なトルコリラ円の動きを日足チャートでご覧ください。

              トルコ円日足

              トルコ円日足

1月12日安値29.07から順調に上昇した動きは2月23日の高値31.70で反転、現状は均衡表の雲の下限を攻防する流れですが、同水準はちょうど安値と高値の半値押し30.39とも近い水準です。同水準を下回ってくると61.8%押しの30.08に近い30円の大台が視野に入ってきます。

米国の利上げは織り込み済みとは言え、トルコの金利が上昇しなければ今後金利差の縮小がじわじわとトルコリラ安要因となってくることは間違いありません。引き続きトルコリラ円の上値圧力は強い前提で次の4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)を見てみましょう。

  4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)

  4時間足チャート(上からトルコリラ円、ドルトルコリラ、ドル円)

近いところでは先々週後半の高値と先週半ばの高値を結んだレジスタンスラインと同線に平行に引いたパラレルラインによって構成される下降チャンネルの中での推移となっています。今週末には下降チャンネルの下限が先ほどの61.8%押しの水準と重なってくることもわかります。

今週は、一気に大台トライを考えずまずは61.8%押しのトライを考え、サポートは30.10レベル、レジスタンスはレジスタンスラインの上限と重なる30.90レベルとする流れを見ておきます。

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