ユーロドル:2月27日のファンダメンタル分析
テーマ:今週もユーロ圏の政治動向に注目。
3月15日のオランダ議会選挙、
4月〜5月のフランス大統領選挙、
3月末へ向けてギリシャ債務返済と追加支援の問題
やはり3月末へ向けブレグジットの交渉開始
6月頃か、イタリアの総選挙
9月にはドイツの連邦議会選挙
と予定されているだけでもこれだけあるのです。
市場では、「政治」と「金融政策・経済指標」との大きく2つの材料があります。
今ユーロ圏では明らかに、政治>金融政策・経済指標、となっていて
かつ、その政治要因とは、不透明で織り込みづらいものなのです。
市場は、この政治要因の材料を不透明→不安定→リスクとして受け止め、織り込みます。
市場が安定してトレンドを作るのは、本年の政治の年が終わってからの、2018年以降になると想定しています。
また、ドルの動きの影響による展開にも要注意です。
市場は明日の28日に行われるトランプ大統領の施政方針演説が注目され、内容次第で大きく動きそうです。
ユーロドル:2月27日のテクニカル分析
ポイント:ユーロ圏の政治不安は継続、ユーロの戻り売り優先も継続。
テクニカルには、とても大切な局面になってきているので要注意です。
依然2本の先行スパン1.0558と1.0820の間にあるものの2日の高値1.0829を付けた後の下押しトレンドの継続の中にあるとの見方に変わりはありません。
1.ここ3日間、日足の一目均衡表の基準線と転換線は横ばい推移。
2.先行スパン1と2は、1月30日以来、こちらも横ばい推移。
3.先行スパン1の1.0558は、今日にでも上昇を始めます。
4.ここ2日間、23&24日ともに主に、先行スパン1の1.0558と、転換線の1.0586とに挟まれた
狭いレンジで動いています。
5.2本の先行スパン1.0558と1.0820の間にあるとはいうものの
下値に位置する先行スパン1の1.0558に限りなく近くに位置しています。
等の状況のもとにあります。
今日のポイントは、転換線です
同線を下回っている限りは安値更新の可能性がありと見ます。
この転換線に上値を抑えられる格好で、下値模索となり、先行スパン1を下抜け、1月30日以来の先行スパン1と2に挟まれた領域から、その下のエリアへ抜けてゆくのか、または、下値を先行スパン1に支持され、上値を模索する格好で、転換線の1.0586、基準線の1.0661と上抜けてゆくのか、今の段階では、どちらもありなのです。
下値目途は、
1.1.0558に位置する日足の一目均衡表の先行スパン1、そして22日安値の1.0494。
2.同レベルを下抜けてくれば売りサインとなり、1月3日の年初来安値1.0339が意識されます
上値目途は
1. 転換線の1.0586、基準線の1.0661の回復。
2. その上値は今後1週間程度横ばいと見られる日足の一目均衡表・先行スパン2の1.0820ですが
その後の反落に注意です。
今日のレンジは、1.0450~1.0650と見ます。
オーダー/ポジション状況
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