オーストラリアの賃金伸び
4半期比ベースのボーナス除く時間当たり賃金の伸び(緑:公的部門、青:民間部門)
2月22日、オーストラリア統計局より12月末期の四半期賃金伸び(時間当たり、除くボーナス)が発表されました。12月末(チャートA)は四半期ベースで+0.5%(公共部門+0.6%、民間部門+0.4%)、前年比ベースで+1.9%(公共部門+2.3%、民間部門+1.8%)の伸びに留まりました。年率ベースでの民間部門の伸びは過去最も低い数値となりました。
民間部門は青のラインで同じ2016年9月を指していますが、12月期は伸び率が下がっています。
尚、年率ベースで伸びが大きい方から順に、医療関連・教育関係が+2.4%、食品関連・電気ガス水道関連の+2.2%の順になっています。
最も伸び率低い業種は、鉱山関連+1.0%、不動産関連+1.2%となっています。改善途上の鉱山関連と最近不冴えの不動産関連がやはり低くなっています。
豪州中銀も実質賃金の伸び率鈍化はインフレ目標値達成の懸念材料にしており、引き続き今後の動向にはウォッチが必要になります。
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