豪ドル/円、高値圏で揉み合い(2017年1月第四週)

豪州経済は、安定的な雇用市場が消費を支えており、また鉱山関連が回復基調にあることも景況感に明るさをもたらしていますが、

豪ドル/円、高値圏で揉み合い(2017年1月第四週)

豪ドル/円、高値圏で揉み合い。86円台に強い上値抵抗あり。中期は強気。

豪州経済は、安定的な雇用市場が消費を支えており、また鉱山関連が回復基調にあることも景況感に明るさをもたらしていますが、インフレ率が低水準に留まっていることや、豪ドル相場が対ドル、対円ともに上昇傾向にあることから、豪州準備銀行は引き続き低金利政策を維持すると見られています。

チャートを見ると、日足は、86円台の上値抵抗を消化し切れずに推移していますが、12/29に付けた83.75を起点として下値を切り上げる流れを変えていません。この日足の下値抵抗は85.10-20にありますが、85円割れで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。一方上値は1/19に付けた直近高値87.08を上抜けておらず、昨年12/15に付けた87.54と短期的な二番天井を見た形となっており、87円台に日足の実体を乗せて来るまでは下値リスクにも注意が必要です。21日、120日、200日移動平均線は85.39、81.03、80.29に位置しており、短・中期トレンドは豪ドル強気の流れを維持していますが、85円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、84円割れを見た場合は一段の下落リスクが生じます。逆に87円台に日足の実体を乗せた場合は88〜90円の中・長期的な上値抵抗の強さを確認する動きが強まり易くなります。

一方週足は、小陽線を繋げて下値を切り上げる流れを変えていませんが、今週は上値を追い切れずに小反落に転じています。短期的な下値抵抗が85.00-10にあり、これを支えとして反発に転ずる可能性がに繋げていますが84円割れで越週した場合は、短期トレンドが変化して下値余地がさらに2円程度拡がり易くなります。しかしこの場合でも、2014年11月に付けた102.84を起点として上値を切り下げる流れからは上抜けた位置で推移しており、調整的な押しに留まるなら、80円台を大きく割り込む下落にも繋がり難いと見られます。逆に、87円超えで越週した場合は、新たな上昇エネルギーを得て一段の上昇に繋がり易くなります。週足の上値抵抗は86.50-60、87.60-70に、下値抵抗は85.00-10、84.00-10にあります。31週、62週移動平均線は80.48と81.68に位置しており、中期トレンドは豪ドル強気の流れが継続中ですが、31ヵ月移動平均線は87.97に位置しており、続伸に繋がった場合でも88円近辺が強い上値抵抗として働く可能性に注意が必要です。

豪ドル/円、高値圏で揉み合い。86円台に強い上値抵抗あり。中期は強気。

豪ドル/円【週足】:(1/26現在31週移動平均線は80.48に62週線も81.68にあり、短・中期トレンドは豪ドル強気の流れにある)

オーダー/ポジション状況

関連記事

「FX羅針盤」 ご利用上の注意
掲載している情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。
掲載している商品やサービス等の情報は、各事業者から提供を受けた情報または各事業者のウェブサイト等にて公開されている特定時点の情報をもとに作成したものです。
当サイトはFXに関する情報の提供を目的としています。当サイトは、特定の金融商品の売買等の勧誘を目的としたものではありません。
FXに関する取引口座開設、取引の実行並びに取引条件の詳細についてのお問合せ及びご確認は、利用者ご自身が各FX取扱事業者に対し直接行っていただくものとします。また、投資の最終判断は、利用者ご自身が行っていただくものとします。
当社はFX取引に関し何ら当事者または代理人となるものではなく、利用者及び各FX取扱事業者のいずれに対しても、契約締結の代理、媒介、斡旋等を行いません。したがって、利用者と各FX取扱事業者との契約の成否、内容または履行等に関し、当社は一切責任を負わないものとし、FX取引に伴うトラブル等の利用者・各FX取扱事業者間の紛争については両当事者間で解決するものとします。
当社は、当サイトにおいて提供する情報の内容の正確性・妥当性・適法性・目的適合性その他のあらゆる事項について保証せず、利用者がこれらの情報に関連し損害を被った場合にも一切の責任を負わないものとします。
当サイトにおいて提供する情報の全部または一部は、利用者に対して予告なく、変更、中断、または停止される場合があります。
当サイトには、他社・他の機関のサイトへのリンクが設置される場合がありますが、当社はこれらリンク先サイトの内容について一切関知せず、何らの責任を負わないものとします。
当サイト上のコンテンツに関する著作権は、当社もしくは当該コンテンツを創作した著作者または著作権者に帰属しています。
当社は、当社の事前の許諾なく、当サイト上のコンテンツの全部または一部を、複製、改変、転載等により利用することを禁じます。
当サイトのご利用に当たっては上記注意事項をご了承いただくほか、FX羅針盤利用規約にご同意いただいたものとします。

ページトップへ戻る