豪州2016年第4QCPI結果
オーストラリア統計局は1月25日に2016年第4四半期の消費者物価指数(CPI)を公表しました。内容は四半期ベース比では+0.5%(予想+0.7%)、前年比ベースでは+1.5%(同+1.6%)となり、予想を下回るCPIに発表後は豪ドル安となり、対ドル・対円で売られました。
主な要因
まだ豪州中銀が目標とするCPI水準(下図)にはなっていませんが、現在の政策金利と同水準になるまでCPIが上昇しています。しかしながら、内容的にはアルコール&タバコが物価上昇を牽引しているだけで、内容的にもまだインフレの兆候は見られません。豪州中銀の金融緩和策打ち止めに関する議論が出るか否かは次回2017年1QのCPI動向まで持越しとなった模様です。
前年比ベースと政策金利…緑の線は中銀のインフレ目標金利
豪ドル/米ドルは予想下回るCPIに、まだ先々の追加緩和姿勢は払拭されず、豪ドルは売られました。
発表前、豪ドルは0.7590米ドル付近で推移していましたが、発表後は0.7535米ドル付近まで下落し、現在は0.7548〜52米ドル付近で推移しています。
昨日、経済指標見通しのあとNY時間帯に再度0.76米ドル台を突っかけて、その付近で経済発表待ちしたので、今日の指標みて豪ドルロングを手仕舞いし、豪ドル安になっています。
下値は0.7530米ドルにあるサポートに止められています。ここを切っていくと0.7480、0.7430〜40米ドルが次のサポート水準になります。現在は短期的な右肩上がりのトレンドラインを今日下抜いた形になっているので、0.7480米ドル付近までの下値余地ができています。(1月25日13時30分、1豪ドル=0.7548米ドル)
オーダー/ポジション状況
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